SMAP解散は必然だった
こんにちは、ZOOMYです!
SMAPが解散しますね。とても驚きました。
僕は、今年初めの独立・分裂報道から、ずっと彼らの動向に注目してきました。
最近、香取さんのライブ演出拒否や、ちょっと病んでるという話題がニュースになって、
「キナ臭いな〜」とは思っていましたが、まさかです。
事務所的には、香取さんのせいで活動休止になった
というストーリーを描こうとしていたのでしょう。
しかし、メンバーはそれに抵抗しました。
解散し、グループにとらわれない新たなステージを自ら選んだのです。
これまで四半世紀に渡って続けてきたものを辞めるというのは、ものすごい勇気が必要です。
僕は、彼らの選択を応援したいと思います。
ひとつ気になっていることがあります。
それは「戦犯探し」です。
特に、キムタクこと木村拓哉さんが一連の騒動の犯人扱いされているようです。
僕は、木村さんと連ドラのお仕事をしたことがあります。
月9の『PRICELESS』というドラマです。
(その時の裏話はこちらをお読みください)
僕が知っている木村さんは、誰かを貶めたり、裏切ったりするような人ではありません。
ちょっと気難しいところはありますが、仲間のことを思い、助けてくれる人です。
今回のことも、彼なりの信念があるのでしょう。
ですから、簡単に彼を犯人扱いするのは、僕は違うと思います。
そもそも、大の大人が5人も集まれば、反発し合うこともあります。
誰かを許せなくなる時もあるでしょう。
でも、別にいいじゃないですか。そういう時があっても。
今後数ヶ月間、スマスマで険悪な5人を見るのは辛いですが、
僕は彼らを温かく見守りたいと思います。
また、視点をもう一段階あげて、彼らの人生の「物語」について考えると、
今回の解散は必然だったのだと思います。
ボグラーの「神話の法則」によると、物語は12の段階に分類されます。
- 「日常の世界」
- 「冒険への誘い」
- 「冒険への拒絶」
- 「賢者との出会い」
- 「第一関門突破」
- 「仲間、敵対者/テスト」
- 「最も危険な場所への接近」
- 「最大の試練」
- 「報酬」
- 「帰路」
- 「再生」:ここで主人公は精神的に最大の苦しみを味わうこともある。
- 「帰還」
日常世界から、「アイドル」という冒険の世界へ旅立ったSMAP。
僕には、今回の解散劇が11の「再生」に当てはまるように見えるのです。
「帰還」の直前、「境界」を再度超えるときに、
主人公は向こう側の世界で一度死ななければなりません。
そうやって日常世界に帰還した主人公は、
ふたつの世界(この場合、日常世界とアイドル界)の導師となります。
その結果主人公は「生きる自由」を手に入れます。
このように考えると、今回の騒動もちょっと違った見方ができるのではないでしょうか。
彼らの人生にとって、この解散は必然だったのです。
ちなみにこの「物語論」は、誰の人生に当てはめても成立します。
自分の人生で、自分が今どの段階かを考えてみると面白いですよ。
僕自身に当てはめると、テレビマン時代に物語が一周しました。
昨年から始まった新しい物語(起業家)としては、3or4くらいですかね。
PS.
「神話の法則」とは、世界中の脚本家の教科書みたいな本です。
ちょっと高いですが、興味のある方はどうぞ↓↓