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世界との距離感の計り方 −日本のモノサシで世界との距離を測ると危険−

2020.11.05 00:09

Hola Chavales!!!!

前回のインスタライブに参加して頂いた方には同じハナシになってしまいますが、ものすごく大事なハナシなのでもう一度共有します。


スペインへ指導者として来ても、選手として来ても、

ほとんどの人が一番最初に『スペインって大したことないじゃん。レベル低いじゃん』って思うはずです。


ただ一つ言うと、

『スペインサッカーって大したことないじゃん』と感じている自分がいたとしたら、それはスペインで戦う上で間違いなく危険信号です。


以前スペインに指導者として学びに来た方と一緒にラージョのトレーニングを外で見たことがあるんです。

僕はスペイン語が分かるので指導者の方がどんな目的を持って、どういうことを選手たちに求めているかが聞いて分かるんです。

(あとは直接聞けるしね)

でもその方はもちろんスペイン語が分かる訳ではありません。

ただひたすらトレーニングメニューを見てるだけ。


それだけ見ても何がすごいのか分かるわけないんです。

だってそこには日本でも同じように行っているトレーニングがたくさんあるので。

いやむしろ私もそのトレーニングやってますよみたいな。


本当に大事なのはそのトレーニングの内容ではなく、目的であり、選手に求める内容です。

だから僕はスペインサッカー研究所ではトレーニングメニューだけでなく、そこにはどんな意図があり、どういうことを選手に求めているのかを載せるようにしています。

むしろ目的や求めていることが同じであれば、トレーニング内容は関係ないです。



それよりも選手の方がより危険でして。

多くの留学生はスペインで成功をしたいと思って来ています。

で大体、5部や6部のクラブからスタートするわけです。


周りは上手くない・レベルは低いと言うものの自分自身は試合に出ていない。

その時に周りのレベルが低いのではなくて、自分のレベルが低いと受け入れられない選手が多いんです。


要するにスペインの本当のレベルを知らないんです。

(僕もその一人だったので)


スペイン一部でプレーしたいとか、夢や目標は人それぞれなんでもいいと思うんです。

その夢や目標を否定するつもりは全くなくて、むしろできることがあれば応援したいくらい。


でも一つだけ断言できるのは

その夢や目標の大きさを正しく理解して、

今いる場所からその夢や目標までの距離感を正確に測れないと絶対に成功できないよということです。


仮にスペインサッカーがレベルが低いと感じようが、それはその選手や見た人の感覚なので良いんです。

でも、その感覚のまま自分の夢や目標までの距離を測ったら近く感じるかもしれませんが、

本当のスペインサッカーの凄さに気づいた時にその距離感の誤差に気づくと思います。


それに気づけるだけでスペインに来た価値はあると思うんです。

ほとんどの人はそれに気づけずに、スペインレベル低いって言ったまま日本に戻っていくので。


インスタライブで祐哉とも話したのは、

『トップレベルに近づけば近づくほど、トップまでの距離が長く感じる。日本でテレビを見ていた時は自分でもいけるんじゃないかと思ってたけど、今セグンダBでやってても周りの選手はめちゃくちゃ上手い』


正確なモノサシで距離感がはかれるように、

スペインサッカー研究所ではスペインサッカーのリアルを発信しています。

(最後めちゃくちゃ宣伝っぽくなってしまった。)


ラージョ5日目。

今日のトレーニングでは攻守に分かれて、

ディフェンスは自陣からどうやって相手陣地に侵入するのか。

オフェンスは相手陣地に入りどのようにゴールに向かうのか。

1−4−3−3のシステムに合わせて行いまして。

(今日のトレーニングメニュー含めて、めちゃくちゃ話したいことあります)


学び、学び、学びの連続です。

体の向きはどうすればいいのか。

サポートはいつすればいいのか。

いつドリブルで仕掛けるのか。


その中でも特に今日皆さんにシェアしたいのはチームのスピードを失うパスについて。

具体的に言うと、中盤の選手の一本のパスのせいでチームがスピードアップできなくなってしまうパスです。


どんなパスかと言うと、

続きはスペインサッカー研究所で!!