やる気は勝手に湧いてこない
こんにちは。
キャリアコンサルタントの横山遼です。
寒い。
お布団から出るのがしんどい季節到来ですね。
そんな時期にぴったりなお話を。
よく「やる気」が出ないというお話を聞きます。
私も根っから怠惰な性質なので、出ないんですよね、「やる気」。
「やる気」が出てくるのを待ってから事に挑もうと思っても、なかなか出てこないのが「やる気」
このジレンマに役立つ考え方が作業興奮と呼ばれるものです。
作業興奮。
なんとも唆るフレーズですよね。
私はこの考え方を知ってから、自らの内に潜む怠惰とも上手く付き合えるようになりました。
つまり、やる気なんて最初から湧いてこない。
という、元も子もないことを言っていて。
やっていくうちに湧いてくるものだ
という考え方なんですね。
脳が快楽・いい気持ちになると出てくる「ドーパミン」。
こいつが出ている状態にするには、まずはやってみるのが大事なんです。
みなさん、無いですか?
勉強しようと思って、部屋を片付け始めたらあれもこれも気になって模様替えまでしてしまった経験。
面倒くさいなと思っていたプレゼン資料の作成、表紙と目次だけ作ろうと思って取り掛かったら、いつの間にか終わっていた経験。
そう、何もしていない状態で、やる気なんて湧いてこないんですね。
行動していくと自然にやる気になってくる。
これ、苦手なこと・嫌なことだけでなく、自分が好きなことでも取り掛かるまでが億劫に感じるのが人間です。
効果的に作業興奮を味方につけるには次の2つを意識すると良いです。
1.滅茶苦茶小さなステップをこなす
いきなり大きめのタスクに取り掛からないことが大事。
「これが出来ないってことはさすがに無いよな…」レベルのタスクをまずはやりましょう。
3分で終わるようなものでOK。
2. ノイズをカットする
せっかく作業興奮が生まれそうなその時。
チャットの通知が目に入り、そちらに気を取られる。
その瞬間にすべてが無に帰します。
作業興奮で脳をドーパミンまみれにすれば、俗に言うフロー状態(没頭)に入ることができます。
ところが、そのキッカケが生まれる時にノイズが入ってしまうと、全て台無し。
チャット、RSS、テレビ、SNSなどは自らノイズキャンセリングしておきましょう。
作業興奮を信じることができると、やる気無しで何もしたくない病は改善します。
「私はいま全然これをやりたくない、やる気が起きないけれど、作業興奮に任せればできるだろう」という、意志を無視して脳の仕組みに丸投げの状態にするのです。
全く物事を進められないということは格段に減ります。
人は怠惰な生き物です。
意志の力はなかなか言うことを聞きません。コントロールが難しい。
降って湧いてくるやる気を待つより、誰でも出来るような小さなことをまずやってみる。
これがじゃじゃ馬の意志をコントロールするコツです。
それでは本日はこのへんで。
皆様幸福な週末を。