雀とカラス
https://shizenkaze.exblog.jp/14625608/ 【『雀瓜(スズメウリ)』】より
散策の途中で藪の手前に丸い見慣れない実が生っているのに気が付きました・・・・・
写真を撮って後で調べようと思っていたのですが忘れていて、23日に再び『達目洞』に出掛けた時に眺めていました
丁度来ていた岐阜市の自然調査の若い人に聞きましたがハッキリとした名前が判らず『ここには雀の瓜と言うものがあると聞いています』との返事にスズメウリだと確信しました~^
今までカラスウリは良く見ましたがスズメウリは初見のような気がします・・・・・♪^^
『雀瓜(スズメウリ)』 ウリ科スズメウリ属
1.『スズメウリの実』学名:Melothria japonica Maxim.
一年生蔓草で茎は巻きひげで他物に絡むみ付きます・・・・・
葉は有柄で巻きひげと対生していて三角状卵心形で薄質で長さ3~6cm
8~9月頃に葉腋(ようえき)に単性花を付けます~
花冠は白色で径6~7mmで深く5裂して雄花には雄しべ3本、雌花には雌しべ1本が見られます
液果は球状で径1~2cmで灰白色に熟し、種子は黒褐色で多数入っています
山地の草地や水辺に多く生えていて本州から九州まで分布しています~♪^^
このまん丸な実が気になって他の植物の写真を撮りながら近付いて眺めていました・・・・・
オキナワスズメウリはスイカのような縞々がハッキリ見られて赤く熟すそうです~^^
このスズメウリは熟すと灰白色のようなので目立たないですね・・・・・♪
人間って勝手なもので植物の名前を付けるのも適当なものが多いですね・・・・・><
カラスウリがあるのだから、それより小さいウリの仲間だから『スズメウリ』したらしいです・・・・
カラスより小さいものはスズメと付けたいようですね~
『カラスのエンドウとスズメのエンドウ』なんて典型的な名前の付け方です・・・・・><
鳥の大きさから考えれば途中にはハトやヒヨドリ、ムクドリもいますがカラスとスズメが一番人の近くで見られるからなんでしょうね・・・・・^^
スズメウリの葉は他のウリ科やブドウ科のような葉の形をしています・・・・・
花、実、葉では葉が一番撮り易かったです~~(笑)
https://www.kankitsukeip.com/entry/2019/10/11/213024 【鳥の名が付いた植物達〜カラスとスズメは何が違う?〜】 より
私は昔から草花が好きだったのですが、子供の頃は特に野草に興味を持っていました。散歩に連れていってもらった時、よく両親に野草の名前を聞いていたものです。
(※その時、野草の名前を即答できていた両親もすごいなー、とつくづく感じています)
野草の名前を挙げていて感じるのが、「カラス」「スズメ」の名を持つものがやたら多いということ。カラスウリ、スズメノエンドウ、カラスビシャク、スズメノヤリ…などなど。
そもそも、何故カラスとスズメが植物の名前によく使われるのでしょうか??
カラス・スズメの名が付く理由
日本人にとって、カラスとスズメは馴染みのある鳥ですよね。そして、両者大きさを比較すると、カラスの方が大きく、スズメの方が小さいことは皆さんご存知かと思います。
実は、これこそが名前の由来なんだそうです。
同じ仲間の植物のうち、花や実が相対的に大きい種類には「カラス」、花や実が相対的に小さい種類には「スズメ」の名が付けられたと言われています。
では、実際にカラス・スズメの名の付く植物を比較してみましょう。
まずはカラスウリとスズメウリです。
カラスウリ
カラスウリは、直径7〜10cm程度の花を咲かせ、直径5〜7cm程度の実をつけます。花は白くレース状で、夏の夜に開花します。花好きの方であれば、写真に収めたことのある方もいるのではないでしょうか。
私自身も何度か撮影しているのですが、なかなかうまく撮れません。個人的には綺麗に撮影するのが難しい花だと思っています。。。
その後、秋にあるの朱色の実をつけます。実が大きいので、遠くからでもよく目立ちます。実の中には、少し変わった形の種が詰まっています。
スズメウリ
スズメウリは、直径6mm程度の花を咲かせ、直径1〜2cm程度の実をつけます。確かに、カラスウリに比べるとかなり小ぶりですね。花は白色、実ははじめ緑色で、熟すと白っぽい色になります。
また、グリーンカーテンなどに用いられるオキナワスズメウリという品種もあります。こちらはスイカのような縞模様のある実をつけ、熟すと鮮やかな赤色なります。直径は2cm程度で、こちらもカラスウリに比べると小ぶりです。
カラスノエンドウ・スズメノエンドウ
続いてはカラスノエンドウとスズメノエンドウです。
カラスノエンドウ
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)は、直径1〜2cm程度の花を咲かせ、長さ3〜5cm程度の実をつけます。春になると赤紫色の鮮やかな花を咲かせるため、見かけたことのある方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、カラスノエンドウの実は食用にもなります。
スズメノエンドウ
スズメノエンドウは、直径3〜4mm程度の花を咲かせ、長さ1cm程度の実をつけます。やはりこちらも、カラスノエンドウよりは小ぶりですね。
葉の形はカラスノエンドウによく似ているのですが、花は薄紫色のため目立たず、実も小さいため…ほとんど目に留まることはないのではないでしょうか。
カラスノエンドウと同様、スズメノエンドウの実も食用になるそうです。
カスマグサ
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間にあたるため、カラスとスズメの頭文字を取ってカスマグサと呼ばれるようになったそうです。花は直径5mm程度、実は長さ1〜1.5cm程度です。花色も両者の中間で、スズメノエンドウよりは濃く、カラスノエンドウよりは薄い紫色です。
全国に分布していますが、数が少ないためあまり見かけることはありません。
おわりに
先日は「イヌ」サフランの名前の由来について書きましたが、カラス・スズメは由来が更に明確でしたね。
野山で見かけることがあれば、「カラスとスズメ」の大きさを比べてみてはいかがでしょうか。
http://wild-bird-info.com/swallow7/tsubame59.html 【スズメはカラスに狙われる?】より
スズメの天敵として怖いのはカラス。同じように人間のすぐ近くにいるのでスズメは加工の餌食と言えます。
カラスは基本的に肉食です
ゴミ捨て場によくいるカラスですが、基本的には肉食動物で、昆虫や鳥、動物の死がいなどを食べています。鳥の中でも大型なので狩ることができる獲物も多く、犬や猫でも子供の場合はカラスに狙われてしまいます。
植物を食べることは少なめですが、カラスによる食害はあります。たくさんいるイメージがありますが、それもそのはず、天敵が少ないのです。いるとしてもオオタカのようにより大きくて強い猛禽類くらい。逆に襲う側として活躍しています。
カラスの最大の特徴と言えば頭の良さです。カラスは他の鳥以上に学習能力が高いため。人間や動物の個体識別ができるという説があります。他には石を使って飼いを食べたり蛇口をひねって水を飲むなど。見ていて感心するばかりです。
スズメはカラスに狙われる
スズメは小さいので、カラスの他にもいろいろな動物の天敵となります。しかし、行動範囲が広いことからカラスによく襲われるようです。もちろん、スズメも対策をしています。無防備になりやすい時にもすぐに逃げられるよう、集団の一部を見張り役にしているのです。
そうすれば、みんなで逃げ切ることができるわけです。よって、カラスに狙われるのは危機管理能力の低い若い個体です。
スズメがカラスに狙われるのは自然の摂理です。スズメだって生きた動物を食べるのですから、しょうがないことなのかもしれませんね。