嬉しい!楽しい!
【ポジティブ感情について】
どうしてもレッスンの中で生徒さんのできていないところ、苦手なところに焦点を当てて指導してしまいがち。
お母さま方も「そこ間違えてるよ!」と言ってしまいがちではありませんか^^?
気持ちはすご~く分かります。
私も娘や息子に対してはどうしても主観的に見すぎてそれをやってしまいがち。
毎日反省です。笑
さて、本題に戻ります。
「できていない」を植え付けることが果たして上達への近道なのでしょうか?
本人は本人なりにきっとすごく頑張っています。
「できない」ことがなぜできないのか、それが分からないのです。
それをできるように導くのが講師の務め。
お母さま方は、「できていること」「がんばっていること」をただ褒めてあげるだけでいい、と私は伝えています^^
家でできていないことを指摘すると、子どもは親の前でピアノを弾くのが嫌になってしまいます。
そして、練習しなくなる・・・。
「できていない」ことを頭ごなしに
植え付けるのではなく、もっと違う方法でアプローチしたほうが断然近道なのです♪
マイナス感情や外部からの抑圧的な刺激は脳へも悪影響を及ぼします。
時々、子どもを叱っていてもちゃんと聞いていないような気がしませんか?
それです。
脳は外部からの刺激から自分を守ろうと、あまり機能しなくなるのです。
マイナス感情や外部からの抑圧的な刺激は、あまり脳を働かせません。
つまり、どんなに厳しく教えてもその半分もうまく取り入れられていない、ということです。それはお子様が悪いわけではなく、脳の働きのせいだったんですね。
そして、
嬉しい、楽しいという感情は
脳の働きを活発にすることが研究でも明らかになっています♪
その証拠に・・・
私は10年ほど前からピアノレッスンで様々な生徒を見てきましたが、
何が一番生徒たちの頑張るための栄養素となるかと言えば・・・
それは絶対的に【ポジティブ】な言葉がけでした♪
できなかったことより、できたこと、頑張った部分をまず褒める!
しかも
オーバーだと思われるくらいの褒め方で^^
そうすると生徒は
「え?なに、これができた私(僕)ってすごいの」
「がんばったところわかってもらえてうれしい」
という気持ちになって笑顔を見せてくれます^^
そこからが大事!
苦手なところをただひたすら弾かせて教えるレッスンではなく、
苦手を克服するために少し苦手意識から遠ざけて違うアプローチをする♪
私はそのアプローチ方法が
とても楽しいものであるように心がけています。
楽しい!
嬉しい!
ポジティブ感情で進めていくと思った以上に上達が早い!
そして楽しいから嬉しいから練習も自らするようになる♪
このポジティブ感情はピアノレッスンだけでなく、音楽療法においても大切なこと。
「今」だけじゃなく次へ繋ぐレッスンと音楽療法を。
目先のできないことに拘らず、
ゆっくり子どものペースで
良いところをもっともっと伸ばしてそれに引っ張られてググっと成長する日を待つレッスンと音楽療法を心がけています。
ご自宅に行ったとき
大興奮で出迎えてくれる子
レッスン延長したいなぁと言ってくれる子
私が見えなくなるまで手を振り続けてくれる子
みんな愛しくてかわいい^^
明日へ繋ぐ、未来へ繋ぐ音楽療法とピアノでありたいなぁと思う今日この頃です♪