侵略! 外来いきもの図鑑 もてあそばれた者たちの逆襲

著者 ウラケン・ボルボックス

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本のタイトル : 侵略! 外来いきもの図鑑 もてあそばれた者たちの逆襲
平均的な顧客フィードバック : 4.7 5つ星のうち 12 カスタマーレビュー
ファイル名 : 侵略-外来いきもの図鑑-もてあそばれた者たちの逆襲.pdf
ファイルサイズ : 19.33 MB

以下は、侵略! 外来いきもの図鑑 もてあそばれた者たちの逆襲に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

京都で特定外来生物であるカミツキガメの教育展示するなどしている私設水族館【花園教会水族館】の者ですが、当水族館の99パーセントが外来種です。当水族館には沢山の子ども達や家族連れの方々が見学に来られます。そんな見学をされる、特に子ども達の多くは最近のTVの影響もあり、外来種=悪と考える傾向が強く私としてはその1側面の考え方に大変危惧しておりました。そんな中で、来館される皆さんには「カミツキガメやワニガメなどは日本においては厄介者ですがアメリカでは保護の対象です。」と説明すると皆さんびっくりされます。つまりこの驚きは「外来種=悪なのになぜ？保護の対象なの？？」という表現の表れなのです。外来種=悪という構図は、確かに分かりやすいですが、そのせいでそれ以上考える事が出来ず、思考停止になってしう恐れがあり、また私たちの取り巻く生態系についてこの構図では深く考える事ができません。なぜ、こうなってしまったのか？何が原因でこれからどのように考えればいいのか？本当はそこに是非疑問を持ってほしいのです。ただそれらについてなかなか言葉だけで来館者に説明するのはうちの水族館としても困難でした。まさにこの著書はそんな疑問を持たせてくれる素晴らしい本です。うちでも説明できない場合はこの本を用いながら説明したいと考えています。是非、多くの人たちにこの本を読んでいただきたいと思います。