旅にゃんこ栃木編 ~ "湯ノ湖" の絶景と猫たち ~
湯ノ湖に旅にゃんこしてきました。湖畔の遊歩道から眺める景色の美しさに目を奪われました。
◇ 湯ノ湖
湯ノ湖は、湖近くにそびえる「三岳(みつだけ)」の噴火で川がせき止められてできた堰止湖(せきとめこ)です。
面積は32ヘクタール(≒東京ドーム7個分)、標高1,475メートルの湖です。
実は、標高では日本一とされる中禅寺湖(標高1,269 メートル)を上回っているのですが、広さ4平方キロメートル(400ヘクタール)以上の湖、という定義があるため、湯ノ湖は含まれていません。
実は、「湖の定義」は我が国の法律には定められていないそうなので、若干、身勝手っぽいランキングだともいえなくもない (;^ω^)
ところで、初めて湯ノ湖の背後の山を見たときに、前回のブログでご紹介した中禅寺湖からあまり遠く感じなかったため「男体山」だと勘違いしてしまいました。
ここは、男体山と同じ日光連山に属している「三岳」ですので忘れないように!→自分自身への呼びかけ (;^ω^)
さて、湯ノ湖の周囲は約3kmの遊歩道になっています。
しかしながら、いつものキャットバギーでにゃんこたちを入れたまま楽々進めるところは、実は、そのうち半分程度の距離でした。
かなり険しい道が続いたので、にゃんこたちには、できる限り自分で歩いてもらうことにしました。
朽ち木の枝の上を歩くふくちゃんです ('◇')ゞ
休憩も、湖畔に散在する大きな朽ち木の上で行いました。
だいきちのキジトラ模様が、やけに背景色にマッチングしている気がしました ( ´艸`)
しばらく行くと、橋に差し掛かりました。
その橋の欄干の上で記念写真を撮りました。湖面に雲が映り込んでいてとても美しい写真が撮れました (^_-)-☆
だいきちは、大自然の気に触れて心地よくなりすぎたのか、欄干の上で "香箱座り" で眠りこけてしまいました (#^.^#)
◇ 湯滝(ゆだき)
湯ノ湖の南端には、湯滝と呼ばれる大きな滝があります。
高さ70メートル、長さ110メートルもあります。
ふくちゃんは安全のために、お気に入りのバッグの中から見学してもらいました ( *´艸`)
◇ 戦国時代にも存在した「旅にゃんこ」?
さて、ここからは、完全な余談です。
戦国時代にもし私が生まれていたら、こんなふうになっていたかもしれない絵画がみつかりました ( ´艸`)
引用: 野口哲哉. “「着甲武人猫散歩逍遥図」.” 野口哲哉ノ作品集 「侍達ノ居ル処。」
(P.14), 著: 野口哲哉, 152ページ. 青幻舎, 2014年.
これは、実をいうと、アーティストの野口哲哉氏が描いた昔風の絵なんです (^◇^)
ついでに、もう一つ余談ですが、「島津義弘(1535-1619)」は、戦国時代、朝鮮出兵へ7匹の猫を同行させたそうです。
義弘は、関ケ原の戦いで負けた西軍に属しながら敵陣突破して帰還した名将として知られています。
江戸時代にはいってからも、外様大名として生き抜き、薩摩藩発展の礎を築いた名将です。
さて、彼は、どうしてネコを戦争へ連れて行ったのでしょうか。Wikipediaによると「猫の目の瞳孔の開き具合で時刻を推測するため」とのことです。
でも、ネコ目を時計代わりにしたなんていくら昔の話にしても怪しすぎだとは思いませんか。
現実的に考えると、自分たちが運んだ備蓄食料をネズミの害から守るために違いありません。
もう一つ理由があるとすると、自分や部下たちの長旅の癒しのためでしょうね。私ならそうするな(笑)。
ところで、朝鮮半島に渡ったネコ7匹のうち2匹は、なんと無事に薩摩に生還します。
そして、現在、鹿児島の世界遺産「仙巌園(せんがんえん)」の庭園内の「猫神神社」で、愛猫長寿を叶える神として祭られているそうです。
どうして栃木の旅にゃんこの話から鹿児島の話になったのか、な~んて、深くは考えない、考えない・・・(*´ω`*)