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トランペット奏者 大友拓哉ウェブサイト

スランプ時にできる事

2020.11.06 11:54

トランペットを演奏する上で、調子の良い時もあれば、悪い時もあると思います。


良い時は最高にハッピーですが、悪い時は結構凹みます。


本日は、調子の悪い時『スランプ』をテーマに掘り下げて参ります。


考えられる原因と大友オススメの対策を3つまとめさせて頂きました。


よろしければ最後までご覧ください!




●原因はなんだろう

①精神的問題

車をぶつけた、本番が近い、友達と喧嘩したetc

精神と呼吸は密接な関係にあります。


精神が不安定→呼吸が不安定→演奏に支障


という流れになりやすいです。


本番が近いなどの緊張は、うまく波にのればプラスに作用する事もあります。(緊張との向き合いかたについてはまた取り上げます)


喧嘩、失恋、空腹など、精神が不安定な自覚がある時は、呼吸をしっかり整えましょう。



呼吸を整えると感情も落ち着いてくることもあり、復調の可能性がグッと高まります。



②身体的問題

唇をぶつけた、ヘルペス、口内炎、疲労蓄積etc


この手の一番の薬は『時間』しかありません。


しっかり休んで回復に専念しましょう。



『でも練習しないとやってられないよ!』

という生徒さんをよく見かけますし、気持ちはよく分かります。



スーパープレイヤーの音源を聴きまくりましょう。


この手の不調は練習によって回復する事は絶対にありません。


脳内を良い音でいっぱいにし、吹きたい気持ちを蓄えておきます。


傷が回復した頃には、脳内の良質イメージと吹きたい気持ちの相乗効果で、今までより良くなっている可能性すらあります。



③技術的問題

実力以上の曲にトライした、雑な練習etc


改善の余地がある領域です。


適切な練習の仕方についてはお近くのプロの方に見てもらうのが一番てっとり早いですが、当ブログでもいくつか紹介しているので是非参考にしてみてください。





●スランプに陥った時、できる事



①精神的問題→呼吸を見つめ直す

ブレストレーニングを取り入れてみると良いかもしれません。


また深く取り上げますが、簡易的なものご紹介します。


・息を吐き切る(これ以上吐ききれない!)

・息をたっぷり吸う(これ以上吸いきれない!)

・10秒キープ!(えぇぇ!)

・リリース(ぶはぁぁぁぁぁぉ)


肺は風船のように柔らかいので、MAXまで吸いキープする事で、吸える量の最大値が広がります。


呼吸が自然と大きくなり、極度の興奮状態や怒り、悲しみなどの感情も整ってくる特典つきです。




②身体的問題→休息&良い音源聴きまくる

繰り返しになりますが、


『休息』が一番の薬です。


とにかく栄養バランス良く摂取し、回復に専念しましょう。


良いCD、動画、DVDなど手軽に手に入る時代です。


アドルフハーセス、マティアスヘフス、フィリップスミス、ハンスガンシュetc


大友オススメなプレイヤーは沢山いらっしゃいますので、是非お聞きいただきたい、耳を喜ばせてあげて下さい。



③技術的問題→練習プランの見直し

部活などで連日ハードの練習が続いている人によく見受けられる印象です。


・ウォーミングアップ&クールダウンをいつもより丁寧にやる


・基本音量を小さく練習してみる


・無理なく出せる音域を丁寧に見つめてあげる

(少しキツイ音域にトライするのを一旦ストップ)etc


など試せる事は沢山ありますが、お休みするのも一つのアイディアです。


部活動など休みづらいという生徒さんを良く見かけます。


しかし、練習の目的は『演奏が安定して上手に吹けるようになる事』以外無いと思います。


休息を取る事が上達につながる可能性があるのなら、それは上達にむけた適切な『努力』

です。


勇気を出して休みましょう。






いかがでしたでしょうか!


スランプ時に陥った時の考えうる原因&対策をご紹介致しました。



他にも道具や奏法を変えた・練習不足など様々ございますが、本日はこの辺にしておきます。


ご不明点などあれば遠慮なくコメントお願いします。



長文、最後までご覧頂きありがとうございました!



それでは!