1486. 自分に克つ、つまり克己（こっき）ができること

普段あまり使われない言葉なので難しいかもしれません。世の中には、いろいろな競争があり、その競争に勝ち得て現在のあなたがいますが、競争に勝つといっても、周りの人を押しのけるのではなく、自分自身に勝つ競争です。

社会人になったので勉強しなくては、と思っても、「今日は、他に急用があるから、勉強はいいか！」と自分で勝手に言い訳をしないように。今日は雨が降っているからお客様の来店が少ない、だから売上が悪いのだ、これも言い訳で売上の悪い理由を他に転化しています。

ディスプレーを何気なしに見ているお客様に声をかけない。雨が降って来店数が少ないから手持ち無沙汰にしている。なぜ良い機会にとらえないのでしょうか。普段以上に接客時間をかけることができます。また、忙しいときにはできないサービスを提供しようともしない。このような安易に流れる姿勢は正すべきです。

自分自身に克つことができれば、雨の日でさえも素晴らしい売上数字を作り出せるはずです。仕事に執着心をもって仕事をしてほしいと思います。参考までに、この克己という言葉はマラソン選手の高橋尚子選手、フィギュアスケーターの荒川静香選手が大切にしている言葉だそうです。