子供の髪に大人用シャンプーは使わない方がいいのか?
「子供に、大人用のシャンプーは良くないですか?」
と、良く聞かれます。
薬事法に「大人用」「子供用」とシャンプーに区別はありません。
市販のシャンプーであるのは「子供用」。
実は「大人用」ってないですよね?
たまに、50代からのシャンプーとか、男性用と書いてあるシャンプーがあるくらいです。
まずは、洗浄力から。
子供(年齢にもよりますが)は、大人より新陳代謝が高いです。
赤ちゃんなど髪の短いお子様は、夕方には汗などでベタベタしていたりしませんか?
(皮脂分泌は生後3ヶ月で、一度減少します。)
あせもや湿疹ができやすいのもそのためです。(肌のph値が高くなるため)
あまりにも、洗浄力の低いシャンプーは肌疾患の原因になります。
しかし、大人との違いは、スタイリング剤、トリートメント、オイルなどつけていない。
そのため、比較的汚れは落ちやすいです。
まずは、よくお湯で洗い、少量のシャンプー剤を使うようにすれば、何を使ってもOKなのではないでしょうか。
成分について。
子供用シャンプーの特徴は、石鹸系、ベタイン系、アミノ酸系が多いです。
特に、ベタイン系、アミノ酸系は優秀なシャンプーです。
大人の方にもおすすめです。
内容もシンプルになっていて、全成分表示をみても少ない種類で作っていることが多いです。
そのため、アレルギーの心配が少なくてすみます。
ただ、しっとりする成分も少ないので、静電気に悩まされるのは、そのせいでしょう。
総評すると、美容室で販売しているようなシャンプーでしたら何も問題なく使用できると思います。
心配でしたら、子供用をおすすめします。
市販のシャンプーでも、年齢用やダメージ用、ものすごいしっとり用以外でしたら大丈夫だと思います。
注意するところ。
子供の肌で気を付けて欲しいのが、摩擦に弱いこと。
新陳代謝が活発な子供の肌は、新しい角質に覆われています。
むやみにゴシゴシしてしまうと、ヒリヒリや乾燥の原因になります。
子供のシャンプーは、力を入れずに洗い残しがないように、しっかりと泡立てて行ってください。