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台湾総統が全土に防衛戦争準備を指示

2020.11.08 03:00

 台湾の総統は現地時間8日(日曜日)、「大陸からの侵略に備え」台湾全土に国家防衛戦争準備を司令したと発表した。

 銘誠津(Ming Cheng-jin)総統は台北の総統府での記者会見で、「北京がついに本性を表し、日本の領土への侵略を開始した」と宣言し、「国軍に対し共産党軍による(十分予測されうる)侵犯に対し完全な防衛体制で迎え撃つよう指示した」と述べた。

 そして、総統は「大陸当局による日本沖縄への侵略を最大限の表現で非難し、速やかな撤退を要求する」と華国による先島諸島上陸を批判した。

 日本と華国が東シナ海にある尖閣(Senkaku)諸島(華国では釣魚(Diaoyu)群島と呼ばれる)への領有権を主張する一方で、台湾も同諸島を釣魚台(Tiaoyutai)列嶼と呼び、領有権を主張している。

 尖閣諸島で日本と華国が交戦を開始したとき、台湾外交部は「上陸と交戦を停止し、速やかに撤退するよう」求め、海岸巡防署(Taiwan Coast Guard)の巡視船と台湾海軍の艦艇を派遣したが、日本や米国との衝突を避けるために、台湾島沿岸で警備活動をしていると発表していた。