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つづく。つながる。

2020.11.09 14:45

10月の半ばに「BLUE BIRD VOLUME03」が発行されました。今回も色々な人たちに読んでいただきたいと思っています。お店の方々が話して下さったお話の中には、ハッと気づかされる言葉がたくさん潜んでいます。お店の魅力だけではなく、まちの魅力についてや、心が豊かになる暮らしのこと、仕事に向き合う姿勢など、私は影響を受けました。お店の方々が話して下さった一言が、一人でも多くの方の心に届いてくれたら嬉しく思います。

一人でフリーペーパーを作っていたので、VOLUME 03が完成するまでは本当に忙しくて、春から始めたジョギングも中断し、2ヶ月くらい走りませんでした。いつもの私だったらジョギングから遠ざかり、もう走らなくても良いかなと思ってしまうのですが、今回は意外にも意外。運動したい、体を動かしたい、ジョギングしたいと思ってしまいました。久しぶりに走ったらジョギングが楽しくて、楽しくて。10kmでも走れる、そんな気分になりました。これがランニング・ハイというものなのかと実感しました。

VOLUME 03が完成するまで好きな雑誌や本も絶っていました。VOLUME 03完成後、初めて買った雑誌はBRUTUSの「恋の、答え。」特集。恋についての特集なのに、私が興味を持ったのは「脳」。恋に落ちたとき、脳内はどうなっている!?の話の中で、”脳は新奇性を求め続ける”とあります。脳は好奇心の塊で、新しいものが大好き。だからひと時も同じ状態ではなく、変わり続けているのだそうです。”新しいものが大好き”というのはわかる気がします(断っておきますが、恋のことを言っているのではありません)。代表的な例をあげるとしたら、iPhoneが発売される度に開店前から店の前に並ぶ人たちでしょうか。他には、お菓子を買うときに新発売という言葉に惹かれて手が伸びてしまったり、東京で人気の店が新潟に初出店と聞くと足が向いてしまうことがよくあります。ちなみに私が今気になっているのはe-Bike。おしゃれな自転車で通勤に憧れがあります。盗難防止策としてキーレスロックやGSM方式の電波で追跡可能なものもあり、いくら盗難されて隣国へ渡ったとしても見つけることができるそうです。気がかりなのは片道約10kmという通勤距離。時速23kmで走れるとなれば約10 kmの距離でも大丈夫なのではないかと思ってしまいます。が、しかし。いくら楽に乗れるからと言っても、暑い夏や寒い冬の帰宅時では途中で心が折れるのではないかと心配してしまい、未だに踏ん切りがつきません。

迷っている時は買わないことにしています。自由に使えるお金に限りもありますし、ゴミを出したくないという思いもあります。自宅の裏の海岸では、海開き前に子どもたちがゴミ拾いをしてくれています。拾い集めたゴミが山のように積み上げられていました。海にはたくさんのゴミが漂っているそうです。海を漂いながら細かく粉砕されていくプラスチック。そんなプラスチックの細かい細かい破片を魚が知らず知らずに摂取し、その魚を私たちは口にしています。

サスティナビリティという言葉をよく耳にしたり目にしたりします。いくら環境に良いからといって、急に今までの生活を改めて全てをサスティナブルな生活に変えることは難しいです。そう思うと私は、身の回りのものを好きなもので固め、手入れをしながら長く使っていくことが簡単な方法ではないかなと思っています。VOLUME03の「TOMORROW'S HOME」特集でチャールズ・イームズの「情報の時代が終わったら、次は選択の時代だ」という言葉を載せました。この言葉はモノ選びについて言っているのだと思いますが、世の中について考えた時にも当てはまると思いました。好きなものを長く使って環境に配慮する方法も一つだと思いますし、patagoniaのように環境に取り組んでいる会社も増えていますので、そう言った会社の商品を選んで使うという方法も一つだと思います。まだまだ選択肢はあると思いますが、まずは自分で考えることが大切。今のことだけでなく、未来のことも含めて考えることが大切だと思います。

VOLUME 03完成後、初めて買った本は、ミナ ペルホネンのデザイナーであり、創業者である皆川明さんの著書「生きる はたらく つくる」です。この本には、私たちのまちについて考えたときや、暮らしについて考えたときにも共感することがたくさんありました。

そんな訳で、この本を読んで何かが心に響いた方、時給は発生しませんが、ぜひ一緒にフリーペーパーづくりをしませんか?(←最後は完全なる求人募集です)


※【上の写真】アルミホイルに包んでオーブンで焼いた里芋と人参。歪な小さな人参は父の家庭菜園で採れたもの。大きくてりっぱな里芋はコーヒーショップ器の関川さんからいただいたものです。関川さんは私の料理の先生?関川さんに料理の作り方を尋ねると気軽に教えてくれます。父も里芋を作るのですが、関川さんからいただいた里芋の半分の大きさしかありません。母は関川さんからいただいた里芋を見て、立派な里芋だと驚いていました。あまりにも立派な里芋だったので、1時間オーブンで焼いても火が通らず、二度焼きしました。母と私が、あまりにも立派、立派と連呼するものだから、父は自分の部屋へこもってしまいました。オーブンで焼いた里芋と人参はオリーブオイルと塩でシンプルにいただきました。ねっとりホクホクの里芋と甘みが凝縮した人参、どちらも美味しかったです。