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今日も何かを間違えた

奥浅草のサウナにて

2020.11.10 03:22

先日奥浅草のサウナに行った。

サウナ込みで600円という安価な

銭湯であり地元民たちが夕食前に

ひとっぷろ、という感じでにぎわっていた。


僕も仕事終わりの疲れを癒すべく

ふぃーと入浴、さぱっとサウナへ向かった。


それは2セット目のことだった…


おっ誰もいない…

貸し切りだ…

と思ったのもつかの間、僕の後に

2人、間を置かず1人、最後に2人…


この最後の2人が問題だった。

ヤクザ。びっしりと背中に墨が入っている。

1人は太っておりスキンヘッド。

もう1人はまだ未成年かと思うほど若い。


会話の内容も完全にソレである。


「この前キャバ落とした女が…」

「オンカジで…」

「今月はいいスタート…」


妙な緊張感がサウナ室を包む。

別の汗も出そうだ。


何より問題なのはその位置である。

僕とパンピー数人は上段におり、

ヤクザは下段にいる。

下りるにはヤクザに


ちょっとすいません…

て感じに降りなければならない。




     【入口】

下段 ヤ  ヤ  [ストーン]

上段 パ パ パ 僕




こんな配置である。


僕は一番出入口から遠く、

なおかつパンピーもヤクザも

どかないと出れないような状態であった。


僕は決めた。


徹底的に動かないと。


ヤクザ達はおしゃべりに夢中。

僕たちパンピーはじっと耐える。


僕が入ってから10分が経過した。

となりのパンピーもそれくらい

経過しているはずだ。


となりのパンピーは相当きつそうである…。

汗腺という汗腺は全て開き、

ぎらっぎらに汗が滴っている…


ここで出入口に近いヤクザが先に出た。


そして間髪入れずにパンピーが3人

一気に出ていった。


やっぱりみんな待ってたんだな…


僕はもうすこし熱したい。

そのまま入り続けた。


するとどうしたことか、

別のヤクザが入ってきたじゃないか…





     【入口】

下段   ヤ  [ストーン]

上段 ヤ ヤ  僕


こうなった。


ふぅ…


僕は果たして、

生きてこのサウナを出られるのだろうか…






ヤクザサウナ、いろんな意味で汗をかけるぞ!



その後中華料理屋でビールを飲み、飯を食べ、

キメトで絶頂昇天しました。

享年26歳です。




PS.最近、冷凍うどんのことをよく考えます。

  こねられて、たたきつけられて、

  カットされ、茹でられる。

  

  これだけの苦行を乗り越え、

  やっと美味しくなったと思ったら、

  急速冷凍。カッチカチ。

   

 

 我々はあまりに極悪非道すぎないか、

 冷凍うどんに対して。

 ピークを迎えた瞬間、ハイ、冷凍、なんて。

  

  

  

  しかも安いのだ。5食200円とかで売ってる。


   まったく…人間は罪深いよ…(ズルズル)