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NPO法人 保護ねこ ピリカ

白血病キャリア

2020.11.09 14:00

いわしとほっけ。

8月に兄弟で保護しました。

とっても元気で可愛い2匹は預かりスタッフのお家で過ごしていました。

5月にこの2匹と同じエリアで保護した猫が白血病キャリアだったと連絡を受けて衝撃が走りました。


すぐに検査をしたら、白血病陽性


白血病キャリア。


野良猫を保護するからには何らかのウィルスを持っている可能性があります。

譲渡する際にはリスクの説明をしますが、やはりショックです。


白血病キャリア、イコール死ではないですがエイズキャリアよりも管理が難しため病気の事を理解してくれて1頭飼いをしてくれる方に譲渡できればよいのですが。

エイズキャリアと同じで発症しなければ普通の猫と同じように長生きできます。


以前は野良猫を保護して飼い猫にしても検査をするという意識がなくて、キャリアであっても発症しなければ解らずに寿命を全うしていたんだと思います。

人間にはうつりませんし、ウィルスの感染力も弱いため日々の生活の中で免疫力を高める食事やストレスなく過ごす事で発症は防げると思います。


保護団体で考え方は色々ありますが、ピリカでは病気の子でもわけ隔てなく保護して治療をできる範囲でしてあげたいと考えています。

やるだけやって陰転すれば譲渡にもつなげられますし、陰転しなくても赤い糸が繋がっている猫親さんが現れるまでピリカにいればいいよ〜

代表は諦めが悪いから、可能性があるなら試してあげたいのです。


いわしとほっけの事をホームページに掲載したら、卒業生の猫親さんや支援者の方から治療費にしてくださいと早速寄付を頂きました。

ありがたいです。

治療がうまくいく事を願います。


11/7から治療2クール目に入りました。

前日に保護した生後約10週の仔猫を検査したら、この仔猫も白血病キャリアでした。

いわしとほっけとは違うエリアで保護されました。


先生いわく「野良だからね〜、しょうがないよ。治療する?」と。

私も驚かず「そうですね〜、やってください」と。

白血病に慣れてきました。

この仔猫は前足の肉球に火傷があり、ひげも少しチリッと焦げていました。


「熱くて痛かったね。怖かったね。

でももう大丈夫だよ。」


いわしとほっけと一緒に治療開始です。


3匹とも検査結果のラインが非常に薄いのでウィルスは少ないと思われます。

やれるだけやってみます。

仕事終わりに病院に行くため、先生達にはご迷惑をおかけしますが諦めの悪いピリカの代表に付き合ってもらってます。

ありがとうございます。


白血病キャリアの治療の様子はピリカフェイスブック2でアップしていきます。

応援、ご支援をよろしくお願いします。


3匹目のキャリアの仔猫は「くえ君」です。可愛いですよ。

火傷の治療と共に陰転治療を頑張ります。