齋藤 秋圃(さいとう しゅうほ・1768-1861)先生に学ぶ
2020.11.16 01:30
『葵氏艶譜』(きしえんぷ)
成立年 1803年
場所 大坂
巻冊数 上中下3冊
筆力に裏付けられたおおらかさ
秋圃は京都に生まれ、福岡の秋月藩のお抱えとなり、太宰府の絵師として名を馳せた。『葵氏艶譜』は藩のお抱えとなる以前、花街を題材にして描いた画譜である。自由闊達な筆運びが目に楽しい。顔などは戯画的に狂わせて描いているが、手や着物のかたちはよく見ると確実で、筆力がなければ出来ないデフォルメであることを思い知らされる。
・The British Museum本(3巻3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0515A
・The British Museum本(3巻3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH197
・新潟大学附属図書館 佐野文庫本(1巻のみ1冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100153304
・国文学研究資料館本(上中下3冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/200007668
<模写について>
模写したページ https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_1952-1108-0-11-1 1巻15ページ目
模写の方法 JPEGダウンロード後、プリントアウトして敷き写し
使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)
使用した筆 精品双料小写巻(善璉湖製、480円)
使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)