雲室(うんしつ・1753‐1827)先生に学ぶ
2020.11.16 00:45
『絵手本つき山 山水徴』(えでほんつきやま さんすいちょう)
成立年 1823年
場所 江戸
巻冊数 1巻1冊
儒学者による画作
簡素な線で描かれているが、それだけに山のなりたちを理解しやすく、模写をする際、気持ちが絵の中にすっと入っていく。まさに山々の特徴を端的に捉えた本なのだろう。雲室は信州出身の儒学者で、絵は独学だ。江戸・光明寺の住職をつとめながら絵と詩の創作をおこない、随筆や、交流した学者や詩人、画家たちの逸話や評伝も書き残している。文人の理想を体現したような人物である。
・Ebiコレクション本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0699
<模写について>
模写の方法 PC画面を見て臨模
使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)
使用した筆 精品双料小写巻(善璉湖製、480円)
使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)