アニマギア 5 レビュー
2020.11.12 09:41
今回のレビューは、バンダイキャンディの食玩シリーズ、
“アニマギア” の第5弾、
“アニマギア 5” です。
素体となる “ボーンフレーム”、外装の “ニックカウル”、シールの “ブラッドステッカー” の3要素からなる、組み替え可能なフルアクションキット食玩シリーズの第5弾が発売されました。
ついこの間、第4弾のレビューを書いた気がするのに、もう第5弾ですよ。
すでに第7弾の予約まで始まってますしねぇ・・いやはや、こんなに続くシリーズになるとは思いませなんだ。
前弾では第1弾で発売されたアニマギアのフラッグシップモデル、ガレオストライカーが変形ギミック追加でリメイクされましたが、今回は同じく第1弾にラインナップされた人型アニマギアの原点、デュアライズカブトがリメイク。
ほか、その兄弟機となるクワガタモチーフの赤い人型に、やはり第1弾登場のソニックイーグリットの系譜ともいえる飛行型、そしてカラバリ枠は定番の4足獣型という手堅い陣容となっています。
共通ギミックというほどでもないですが、今回はそれぞれ武装の組み換えがポイントといえるかもしれません。
また、今回からパッケージデザインが刷新され、よりメインターゲットと思われる小学生男子にはキャッチー(古いww)なデザインになったような気がします。
さらに、それぞれのアニマギアに英語表記の正式名称のほか、カタカナ表記の通称(?)が付き、パッケージではそちらの名称のほうが大きく表記されています。
それでは、レビューしていきます。
キットは素組みに付属のシール(ブラッドステッカー)のみで。
なお、今回また1カートン内の入数が均等ではないということと、発売日辺りに出歩けそうになかったので大人買い(カートン買い)をしてしまいました。
アニマギアでは初ですね。ちなみに、第6弾もカートンで予約しております。
第1~4弾までについては、以下のレビューもご参照ください。
1.真(シン)ムサシ(デュアライズカブト真(シン))
1カートンの入数は3。
第1弾でラインナップされたデュアライズカブトの事実上のリメイクです。
真ムサシという通称は、そもそもデュアライスカブトが武器として2本のブレードを持っていた・・つまり二刀流だったから、二刀流といえば宮本武蔵で、デュアライズカブト=ムサシとなり、今回真が付いたから、真ムサシ。
デュアライズカブトがムサシって呼ばれてたことを、さっき知った・・
でも、今の子供が宮本武蔵知ってるのかなぁ?
メインカラーおよび全体の雰囲気はそのままに、外装の情報量が増し、よりスタイリッシュなデザインになりました。
フレーム構成は人型の基本形のままですが、
足パーツが上から被せるのではなく下に履かせる方式となったため、そのぶん脚が長くなり、プロポーションもよくなっています。
頭部は組み立て済みで、目と額側の角のホワイト部分は塗装済み。
デュアライズカブトでは2本ある角のうち額側の角が長く、先端が二股に分かれた、まさに日本のカブトムシを思わせるものでしたが、真では額側の角は短く、頭頂部からブレード状の長い角が生えてています。
モチーフはやはりヘラクレスオオカブトのようです。
なお、ボーンフレームパーツは第4弾から変更点はないと思います。
武装として長短2種、計4本のブレードが付属。
長いほうはジョイントパーツを介して肩アーマー後ろ側にマウント。短いほうは腰(太腿)アーマーなどにマウントできます。
ニックカウルにジョイント用の3㎜穴が増えていることも、今回のポイントだそうです。
長短のブレードは合体させることも可能です。
アナザーバージョン
ステッカーの選択で右の目が開眼し、やはり右側のカウルに稲妻状の模様が浮き上がったアナザーバージョンとして組むこともできます。
ただ、ステッカーはホイルシールのため、当然繰り返し貼り替えたりはできないので、通常バージョンとアナザーバージョン、どちらか一方を選んで組むことになります。
今回僕はカートン買いをしたので、両方1つずつ組みました。
また、自立補助用のスタンドパーツも付属します。
今回は5種全部に付属しています(画像は撮ってません)。
2.コジロウ(デュアライズスタッガー)
カートンの入数は2。
クワガタムシをモチーフにした人型で、デュアライズシリーズの1種。
カブト系と対をなすようなイメージか、メインカラーは赤になっています。
コジロウという通称は言うまでもなく、宮本武蔵のライバル、佐々木小次郎から。
だから今の子供知らんって・・
そして、コジロウというからにはその得物はモノホシザオのような長刀なのかと思いきや、なぜかショットガンタイプが2丁。
まさかの射撃属性です。
フレーム構造は真ムサシと共通で基本の人型。
カウルの装着位置も共通。
ショットガンは非使用時には爪先にマウント(?)できます。
真ムサシのブレードと合体させることもでき、銃剣のような形態になります。
頭部は組み立て済み、フェイスは塗装済みで、デフォルトではフェイス下に付けている大顎パーツは後頭部に付け換えることもできます。
このほうがクワガタ感強めですが、既視感も強い・・
3.ネオギアス(フェニックスネオギアス)
入数は2。
モチーフはその名の通りフェニックス。
実質的なソニックイーグリットのリメイクといえるかもしれません。
なお、これもついさっき知ったんですが、名前に “ギアス” と付くアニマギアは “エンペラーギア” と呼ばれる特殊な機体で、通常のアニマギアよりも高い性能を持っているそうです。
これまでに第3弾でブレイズドラギアス、第4弾でシュバルツ & バイスフォースが合体したユニコーンライギアスが登場しており、今回のネオギアスで3体めということになるのかな?
正直、これまであんまり気にしてなかったけど、わりとちゃんと設定あるんですね・・
肩の接続が専用の構造だったソニックイーグリトに対し、こちらはウイングのフレームに固有パーツを組み込んではいますが、胴体部分への接続は通常のボールジョイント接続で互換性があります。
フレームパーツに固有パーツを追加したことでウイングが延長され、さらに可動部も増えてよりフレキシブルに動かせるようになっています。
ただ、後ろ向きに動せないのは相変わらず。その点においてはソニックイーグリットから進化はしてないんだなぁ・・
頭部は組み立て済み。目と額のブラック部分は塗装済みです。
尻尾は取り外し、パーツの角度を変えることでボウガンタイプの武器になります。
ネオギアス自身は持てませんので、コジロウに持ってもらっています。
4・タイガオン(タイガオンスロート)
5・ゴウギアス(バイフーゴウギアス)
入数はタイガオンが1、ゴウギアスが2。
それぞれ別のアニマギアだと思っていたんですが、どうやらタイガオンがリミッターを解除した状態がゴウギアスということのようです。
もちろん “ギアス” と付いているので、タイガオンはリミッターを解除することでエンペラーギアになれる、ということなのでしょう。
モチーフはトラ。
普通の黄色いトラがリミッター解除で白虎になるわけですね。
でも、この設定だとゴウギアスのほうがレアな存在なのに、なんで入数はタイガオンのほうが少ないのか・・?
フレーム構造は4足タイプの基本形。
頭部は組み立て済み。
目と隈取りの一部は塗装済みで、口が開閉します。
背中の爪のようなパーツはミサイルという設定。
まぁ、普通に爪パーツとしても使えます。