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"EX'ACT -Lucky One ver.- 独占インタビュー訳" セフン編

2016.08.20 13:34


- Sehun -

Keywords : dawn,relationship,side road



Q.EXO、そして自分を映画のジャンルに例えるなら?

セフン:ファンタジーです。ひとつ自慢を言うならば、非現実的なことを色々と現実にしてきたしこれからも実現させるつもりだからです。メンバーそれぞれ違うとも思いますが。ジャンルで言うなら、まずコメディーではないね。ファンタジーアクション?主人公は僕たちEXO。 僕の人生をあえて例えるならば、深い悲しみからだんだん幸福を感じるような映画かな。 なぜなら僕たちメンバーがみんな良い方向へと進んでいて、僕もまた活動領域を広げているところなので。



 Q.日常のなかで好きな時間帯や場所はある?

セフン:僕は夜中が好きです。1時2時頃。真夜中。みんなが寝静まったあとの平穏で静寂な、夜中の空気特有の感じが自分にすごく馴染む気がして。 あの時間にだけ感じられる感情がすごく好き。色々な物事について考えられるし。 好きな場所は…閉鎖的空間はあまり好きではないですね。閉じ込められていると憂鬱になる。悲しみに浸ると言いますか…僕はいつも気の合う知人らと過ごすことが多いんですよ。みんなで同じ空間の中にいるのはいいけど一人でいるのは好きじゃないです。



Q.夜中にどんな考え事をしていますか?

セフン:みんなもそうだと思いますが、将来についての心配や期待、楽しみなどを考えたりしません?主に人生についての考え事ですね。



Q.知っている事と知らない事、どちらを楽しみますか?

セフン:知らない事を楽しみます。知っている事のほうが気楽なのは確かですが。知らない場所に行けばそこに適応しないといけませんよね。 郷に入れば郷に従えというように、物事に適応していくその過程を僕は楽しむんです。 初めて会う人や初めて扱う物など。初めてを経験しながら知ることもたくさんあるし初めてに挑戦する時もくるだろうし。なので知らない事のほうがより楽しめるんだと思います。



Q.一生を旅で飛び回ることになったらどこに家を建てますか?

セフン:家はソウルがいいですね。日常は都心で。汚れた空気のなかで様々な人たちと過ごしながら、たまに誰もいない空気の澄んだ所へ行くのが良さそう。



Q.初めて行った旅行はどうでした?

セフン:たくさん旅行をしてきたので初めての旅行について思い出せないです。確実に何かあったハズなのに全く思い出せません。



Q.では旅行について何かお話していただけますか?

セフン:旅行というのは自分たちで計画して行くものですよね?でも僕は行きたいときにすぐ旅立つのが好きなんですよ。 ひとつも計画を立てずに行き当たりばったりで。着替えも持っていかず宿もとらず財布だけ持って旅に出ます。 友達と一緒に行く先々で起こることを成し遂げるのが楽しいんです。 何が起こるかは分からないけど、僕と気が合う友達はみんなこういったことを楽しんでいますね。だから関係が長続きするんだと思います。 サービスエリアに野球ゲームがあるとひとしきり遊んで、そのあと目的地に行って何かを食べる。そんな予想だにしない旅。ワクワクするでしょ。 周りが計画を立てて旅行しているのを見ると僕もそうしたいです。本当はそうしたいけど計画通りにはいかないんですよね。うまいこと進まなくて。 なので、それならいっそ「よし、どうにでもなれ!」って気持ちで旅をしちゃいますね。



Q.知っているからこそ良い、新しいからこそ良い、それぞれ何がある?

セフン:新しいことは僕の経験となり知識をくれると考えます。知っていることというのは、その知識がつながりや思い出として残り、回想できるということ。具体的には人間関係です。人生において最も重要なことだと思います。 人間というのは会えば会うほど情がわくものじゃないですか。そうして情が移っていく過程が面白いんですよ。 新しい事も同様です。初めて会う人からは必ず学ぶべき点があって得ることもある。 逆に僕が相手から変な影響を受けることも。こういったことが面白いです。



Q.過去、現在、未来。最も重要だと思うのは?

セフン:僕は未来が重要だと思います。このインタビューが始まって10分が過ぎたけどすでにそれは過去ですよね。 では、現在というものはあるのか?1分1秒と経過するたびにその瞬間は過去となるし、僕たちは未来へと向かっていきます。 現在とはすごく曖昧だなと思います。「現在」を話すことはできるのか。できないと思いますね。現在というもの、現在と言えることが存在するのだろうか。 もちろん大きなカテゴリーでみると数分前からのことを現在と言えるだろうけど、1分1秒が過ぎていくわけだから過去にあたるのではないか。 時は進んでいるから未来が重要なんじゃないかな。僕はそう思います。




Q.世界をみる視野が広がったなと感じた出来事は?

セフン:僕は知識を得ることに興味があり、学ぶこと・経験すること・新しいことに挑戦することが好きです。なので何でも一度やってみるタイプなんですよ。 そうすれば僕の大切な仲間たちに知識を分けてあげられるし教えてあげられるじゃないですか。 誰かが何かをするとなった時、僕自身の経験談を話すことによって役に立つことができる。 こういったことも世界をみる視野に含まれるんじゃないかな。だからより多くのことに挑戦しようとするんだと思います。



Q.目に見えるもので一番価値があるなと思うものは?

セフン:一つには絞れませんね。うーん、見えるもの全てに価値はあるんじゃないでしょうか?一つ一つが必要に応じて使われていますから。 そこでは全てが必要なものであって大事なものなんだと思います。 いま説明するのは難しいけど、僕たちが普段不満を持ってる物たちもそれなりの役割があるのだと思います。



Q.人間が創り出したものの中で最も素晴らしいと思うのは?

セフン:これと決めるのは難しいので、全部。どれもどこかに用途があって必要だから。 おかげで僕たちが便利な世の中で生きていくことができるんじゃない?



Q.自分の人生において必ずあってほしい瞬間は?

セフン:うーん、ものすごく盛大に感動する瞬間があればいいなと思います。 それがどんなものかは僕も分からないけど、ありえないくらい感動する瞬間があればいいな。「え、なにこれ!?」と言葉を失うほどの感動。 感動を与えるということは相手のことが嫌いだと成り立たないですよね。 相手のことを想っているし、相手が僕に感動をくれたあるいは感動を与えたいと思わせるほどの何かをしてくれたから感動させるために計画を立てたりする。 感動にはサプライズも含まれているからお互いの感情がないと感動を与えることはできないと思うので。



Q.自分のドッペルゲンガーや双子が存在したならどんな人がいい?

セフン:僕と似ていてほしい。あ、やっぱり僕と正反対の性格だったらいいな。 そうすればお互いから学ぶこともあるし、捉える基準が違えば僕と違う論理を持っているというのも面白そう。 そこでお互いに教えあいながら新たに知る事もあるだろうし。 僕は誰かの面倒をみることが好きなんですよ。その人の力となってあげられていれば嬉しい。 生きることにおいて色んな理由があるけど、そのうちの一つがこれだと思います。 これが僕の人生の楽しみです。力になってあげるということはすごく幸せなこと。 そして全ては自分に返ってくるものだと思います。 もし僕が死んだら誰が悲しんでくれるのかな?とか考えたりします。本当に心から親しくしていた人のなかで誰が悲しんでくれるのかな?ってしばしば考えたり。



Q.9人兄弟の家で生まれるなら何番目がいい?

セフン:長男です。弟たち全員の面倒をみてあげます。人生いろいろあるなかでせわしく生きることに喜びを感じます。もちろんすごく疲れるだろうし自分への時間も必要でしょう。それでも、自分のするべきこともしつつ誰かの面倒をみてあげる人生は充実していて楽しそうです。



Q.日常で完璧だ、と感じる瞬間は?

セフン:人間の欲はキリがないですよね。これ以上なにも望むことはないと思っても活動領域を広げてみるともっと知りたくなってやりたいことも出てきて経験してみたくなる。結局こうしてさらなる欲が沸いてくるんですね。今だって何かに対する欲がありますし。



Q.透明人間のあなたを唯一見ることができる人がいます。それは誰?

セフン:愛する女性。



Q.一日が短く感じるときはいつ?

セフン:僕が幸せなとき。好きな人たちと遊んでいるとき。旅行中とか。幸せな時というのは、大変だとか苦痛だとかを考えたりストレスを受けることがないからあっというまに過ぎていくのだと思います。イヤなことをしている時って、早く終わらないかなってことをずっと考えてるし終わりを待ち続けるじゃないですか。まだかまだかと。そうすると錯覚が起こって余計に長く感じる。こういうのって人間の神秘でもあると思います。幸せな時って「死ぬまで終わりがなければいいのに」という気持ちで待つ事がなく、何かを始めようとするし始められる。前進しようとするから自分でも気づかないうちに時間が過ぎていくんじゃないかな。



Q.一日昼のままか夜のまま、どちらがいい?

セフン:夜、夜中です。夜中の安らかな空気。でも昼と夜はどちらもないとダメでしょ。昼があってこその夜の良さですよ。



Q.一日のうちで空が一番美しいと思うときはいつ?

セフン:夜中。それくらいの時間帯。すごく綺麗です。真っ暗だけどそれが好き。ソウルではあまり星が見えないけどそれは重要じゃないです。そういうのを見て感動するタイプではありません。



Q.誰かが自分の人生で大きな比重を占めていると感じたことは?

セフン:普段からよく実感してます。美味しいものがあれば今度一緒に行こうと誘います。何かあればすぐに僕の元へ来てくれます。良いことがあったときは一緒に喜びを分け合います。人々の価値というのはものすごいと思います。僕が価値をつけられるものではないし、その人間、人種というのは僕が思う第一です、なくてはならないこと。



Q.自分の人生において羅針盤となるものは?

セフン:なんと言えばいいんだろう。たとえば、直進と後進そして左右に道がありさらに小道があるならば僕は小道を進みます。小道には長所と短所がある。小道というのは目新しくて陳腐じゃない。それから経験するからこそ進める。直進のような一般的な道はすでに情報が溢れすぎていて経験せずとも分かりますよね。でも小道は行かない人は知らないままです。保障はないけどより楽に、より早く進めることもあるし楽しめると思います。短所は曲折が多いこと。本当に多いです。一歩間違えればまた振り出しに戻って結局直進することになるかもしれないし永遠に進めなくなるかもしれない。だから賢明な選択が必要な道でもある。多くを学んで経験して、良い環境を作り出してくれる人がいてくれて、その人たちと一緒に支えあいながら進む道だと思います。賢明に答えを導きさえすれば曲折も無事に楽しく通過してダイナミックな人生を送れるんじゃないかな。EXOのメンバーになったこと自体、直進ではないと思うし、そのなかでもっとダイナミックな経験をしたいと思うからこそもっといろんな事を知りたいし、僕の周りにいるひとたちの力になってあげたいし、お互いに学びながらそうやって生きていきたいです。





〔 訳:xiu0348