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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

名誉革命の道1-チャールズ2世王政復古

2020.11.11 10:39

イギリスでは父亡きあと息子リチャード・クロムウェルは議会も軍も握れず、1660年護国卿を辞任。議会は王政復古を決議した、一体何が何やら。父オリバーは権力基盤をどんどん保守化させた結果、息子を窮地に追いやったともいえるがまあよくある話。

息子リチャードは妻子を置いてフランスに亡命して1712年、85歳まで生きた、なんとエリザベス2世に継ぐ長命統治者である。代わってロンドンに凱旋したのが処刑された王の息子チャールズ2世である。彼は王位奪回の陰謀を企みもせず、亡命先で愛人とイチャイチャしていた。

生真面目な父王は処刑され、放蕩な息子は歓迎される。まああまり害がないと思われたのだろう。そもかく帰還した王は、革命関係者の寛大な処分を宣言したが、首謀者10人を処刑、クロムウェルは墓を掘り返して遺体を絞首刑にしてさらし首にした。それを見守ったのもロンドン市民。

さらに凱旋した5月29日を「ロイヤルオークデー」と定めた。何のことかというと、新王は戦に負けピンチになったとき、巨大なオークの洞穴に身を潜めて助かったからということで、1859年までこの記念行事は続いた。私事を国事にあっさりしてしまうのは王家伝といえ、それで王家は守られるのだろう。

下はロイヤルオークに隠れるチャールズ2世