Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

受験指導に対する私たちの1つの考え方

2020.11.12 06:28

中学生コースは定期試験対策。

静かでぴーんとした空気の中で筆記する音と紙を捲る音だけが聞こえる3時間。


集合時間を決めて「勉強しなさい」と長時間縛りつけておくだけなら簡単だが、それだと「何したらいいかわからない」とぼんやり時間を溶かしてしまう子が出てきてしまうので、教材とメニューを決めて迷わないようにしている。

うちの子たちはみんな来たらすっと座ってすぐに勉強を始める。朝から学校の授業を受けて部活もやってその後だというのに。ほんとにえらいのだ。

管理的なやり方には批判もあるかもしれないが、基礎的な作法を身につけることは必要だし、忙しい彼らは時間を効率よく使わなければならない。


長年間近で見てきて確信するのだが、受験勉強ごときで失われるほど彼らの個性はヤワではない。個性というやつは勉強への臨み方の中にだってどうしようもなく表れるものだ。

そして個性を理由に何かを諦めるには、中学生というのは若すぎる。


現状避け難い通過儀礼である受験を「がんばっても意味ねぇな」という体験として終えさせるわけにはいかない。勉強が好きになるかはわからないけれど、「がんばるとちょっといいことあるな」ぐらいの総括ができるようにはしたいと、職業としてこのポジションをとり日々子どもと向き合う大人として思う。


だから私は躊躇わずゴリゴリ勉強させる。