喧嘩して違ふ夕焼見て帰る
坊城俊樹・句集『壱』朔出版
読初の夜は彗星を栞とし 坊城俊樹
狼の夢の中にも星流れ 同
蕉翁の蛙も亀も鳴いてをり 同
喧嘩して違ふ夕焼見て帰る 同
喧嘩するといつもの夕焼けが別の景色に映るのでしょうか???
Facebook・清水 友邦さんがアルバム「エネルギーの変容」に写真14件を追加しました。
自尊心や自信の形成に失敗した人々は自我を防衛し、あるがままの自分から離れて現実と向き合うことを逃避します。
「本当に思っていることを口に出すのは、きらわれるので危険だと思う。
誰かが怒ったり、不機嫌になると居心地が悪い。
もめ事を起こしたくないので、ノーといわなくてはいけない時にイエスと言ってしまう。
問題が起きないようにするには、何があってもにこやかな笑みを絶やさないことだと思っている。
思いやりがあって人には親切に、自分のしたいことを言わず。
人を傷つけまいと自分に嘘をつく。
いつもにこやかで、怒っていても冷静な振りをする。いい人を演じる。」
そうしてあるがままの自分を抑圧して偽りの自分を演じてしまう人がいます。
「私はサイババの後継者だ」と名乗るカルト集団がありました。
しかしサイババの信望者はそれを咎めませんでした。
サイババの教えに「人の悪口を言ってはならない」とあったからです。
マルクスは「宗教はアヘン」といい、民衆にあきらめとなぐさめを説いて社会の不正から現状を改革することを宗教は妨げていると述べました。
ダライ・ラマ法王は現実の世界が人間の悪の部分を引き出してくるようなシステムであれば、『大きな怒り』を持って、そのシステムを変えていくように語っています。
エネルギーの変容がタントラの道です。
否定的なエネルギーを社会の不正や矛盾を変えるエネルギーに変換することができるのです。
癒しや奇跡を起こす強カなカリスマ性を持った人物が現れると、宗教教団ができます。
信者は心の中の理想化された全能の教師像を霊的な教えを説く人物に投影します。
多くの信者が集まると秩序を求めて古株の取り巻きが幹部となり人々を管理するようになります。
信者は宗教組織への服従、奉仕、献身、忠誠、組織への過度の依存となって現れます。
ピラミッド構造の上位を自己顕示性が肥大した教祖や組織の幹部が占めると
その集団は支配服従の構造になり信者に強制、暴力、攻撃、無理強いをするようになります。
ピラミッド構造の組織はそれ自体が意志をもった生き物のように振る舞うようになります。
教祖は神格化され盲目的服従が強要されていきます。
やがて教祖・幹部の満たされないエゴを外の世界で満たそうとカルト化がおきます。
「もう時間がない。今すぐに私たちがこの世界を変えなければ人類は減びる」と恐怖感と不安感をあおって終末観を与えます。
「自分は霊的に発達している」と主張する教師は「あなたは神によって偉大な使命を与えられた特別な存在だ」と選民意識を人々に植え付けます。
信者は過去生を告げられ過去の歴史に名前が残っている偉大な人物の生まれ変わりと錯覚します。
自我肥大して妄想の世界に入ります。
「無知な人々を目覚めさせて世界を救わねばならない」と奉仕・献身という名目の組織拡大のための布教活動をしていくのです。
下部組織の信者は神のため、世界平和のためにと思い込んでいるので反社会的な行動を取っても気がつきません。
いつのまにか精神的な救済のスローガンが物質的な金銭に転換されてしまうのです。
カルトは組織に反対する者が現れると「神に与えられた使命を追害するサタンである」とレッテルを貼ります。
そうして組織を守るために人々は平気で殺人さえしてしまうのです。
しかし、盲信狂信の世界は宗教だけではありません。
日本の政治家は資源がないので人々の幸せのためと原発を作りました。
街は汚染され大勢の人々が苦しみました。
それでも政治家は原発を推進しようとします。
政治家は国を守るためにと戦争をしました。
あらゆるものが破壊され国は荒廃して人々は苦しみました。
それでも政治家は戦争しようとします。
そこには不安や恐怖をあおり、マインドコントロールして支配しようとする人々がいて
権威に服従する大勢の人々がいました。
命令に従う者がいなければ争いはおきません。
世界に2万5000発あるわずか0.4%の核爆弾が爆発しただけで地球的規模の破壊が起きます。
人類に未来はありません。
そこには勝ち負けはありません。
人々があるがままの自分を受け入れて
自分自身にくつろぐことができれば
本当にしたいことをするようになるでしょう。
軍隊は解散し武器を置いて災害救助に向かうでしょう。
全ての宗教組織と国家は解体されるでしょう。
怒りと暴力のエネルギーに気がついて生命エネルギーに変換できたのなら
美しい地球はたちまち愛と歓喜に満ちるでしょう。
https://ameblo.jp/yurimorita9/entry-12637547142.html?fbclid=IwAR0N6fo7qBz56KDuTFY6aZYN4nc-d11l1MEhqjD5gEac8w2jryJaxfE5lLw 【うつ病と闘った3年の日々からの贈り物 18】 より
2014年のはじめ、ハワイ島ワイメアのTutu Houseで高齢者にヨーガを教え始めて、毎日瞑想とヨーガを1時間ほどする日課を欠かす日はなかった。
心身ともに不調の多い人たちのニーズにあうヨーガを教えるために調べ、研究し、練習することに朝から晩までかかりきっている2ヶ月が過ぎた頃から、3年前の自分が戻ってきたのを日々新たに感じ始めた。
最初に感情が戻ってきた。嬉しいことに笑い、悲しいことに涙し、腹たつことに怒る自分が久しぶりだった。
ワイメアで頻繁に見られるダブルレインボーがマウナケア山にかかっていても何も感じなかったのに、今は「ラッキー!」と嬉しかった。嬉しさを感じられる自分に感動した。
ヨーガクラスの生徒さんの96歳の男性が、妻を数年前に亡くしてから、辛い日々を一人で過ごしてきたことを涙ながらに語られて、共感し悲しさを感じている自分に驚いた。
戻ってきた!! 感情が。
ねえねえ、聞いてよ。私、気持ちが感じられるのよ。と、周りの人に、言ってまわりたかった。
感情がなくなるって、なんて辛いことだったのだろう。感情のなかった3年間。 3.11のTV報道で人々が津波に流される様子をただ淡々と、何も感じずに冷たく見ていた自分。あれは一体何だったのだろう。
今は感じられる。
その次は、バラバラになっていた感情と思考と行動とがつながり始めるのを感じた。それは少しずつというより、数日で一気に完全に前のように一体化して繋がった感じだった。
心が嬉しいと感じると、身体が呼応して、ぴょんぴょんと飛び跳ねた。口もとが緩んだ。思考が何もかも「大丈夫!」と言っていた。
好奇心と向学心も、一斉に戻ってきた。手が震えて止まらない85歳の女性が、瞑想とヨーガで震えを軽減できるかどうか、調べ尽くした。いろんな瞑想を試みた。医療の専門家にも聞いて回った。
「これをやって見ましょう」そう言って、それが効果を見せたことが例えようもなく嬉しかった。
クラスの生徒さんたちにも、筋肉や骨の知識を持って欲しくて、等身大の人体図を作って貼った。
子どもの等身大のスケルトンを買った。それをクラスに持っていって、脊柱の仕組み、骨盤の構成、股関節の動きを説明した。
その後、すーちゃんというクラスのマスコットの一つになったスケルトンに赤ちゃん用の帽子をかぶせたくて、毛糸で帽子を編んであげたくなった。
TuTu House には、編み物クラスもあった。赤ちゃん用の帽子ぐらいは編めたからクラスに行くまでもなかったのだが、うつ病が治るとともに、いろんな人に出会いたくなった。どんな人がこんな片田舎の編み物クラスに来ているのか、興味津々でクラスに参加した。
クラスに行って見たら、本当にびっくりするような面白い人がいた。
そのことは次回に。 (ちなみにこの写真のすーちゃんが被っているピンクの帽子は、最近のzoomクラスに来ておられる方が編んでくれた物。首にかけているのはハワイのレイ)