GS ゴッドネプチューン レビュー
2020.11.19 09:53
今回のレビューは、トランスフォーマー ジェネレーションセレクト より、
“GS ゴッドネプチューン” です。
“ビーストウォーズⅡ(セカンド) 超生命体トランスフォーマー” に登場した
“宇宙海賊シーコンズ” が、
合体戦士 “ゴッドネプチューン” 名義の5体セット商品で、
オリジナルトイ同様に本家シーコンズのリカラー+αの内容で、タカラトミーモール日本国内限定のジェネレーションセレクトに登場しました。
本家シーコンズのほうは、タートーラーとガルフに始まる単体2つずつ、3ヶ月連続リリースというかたちをとりましたが、今回のBWⅡ版シーコンズは5体セットで一気に発売されることになりました。
かつてのユナイトウォリアーズ(UW)とほぼ同様の仕様ですね。
ジェネレーションセレクト(GS)でのリメイクということで、ひょっとしたらザリガニも新規にメンバー入りするのではないか? と密かに期待していたのですが、普通にハブられました・・
個人的には、ブロットからロブクロウへの流用が1番意外だったので、惜しいなぁ、という気持ちもあります。
本家シーコンズが晴れて揃っての6体合体ができるようになったのが、この3月。
それからわずか7ヶ月でほぼ色が違うだけのものを・・それもけっこうな高額商品を買ってしまう自分が怖ろしいですが、本家の該当キャラを単体で5体揃えるよりも幾分お安くなっておりますから(笑)。
まぁ、だとしても単なるリカラーだったらさすがに買わなかったと思いますが、スキュウレのロボットモードが、ちゃんと女性キャラとして新規に作り直されるということで購入に踏み切りました。
いわば、彼女のためだけに大枚をはたいた格好ですね(笑)。
ただそのときは、続けざまにパワーオブザプライム(PP)のときに発売されたコンバイナーたちが一部手を加えられた同様のセット仕様で、事実上の再販に至るとは思いもしませんでしたが・・
それでは、レビューしていきます。
今回は単体5体と合体モードをまとめて紹介していきます。
それぞれの詳細については省く部分も多くなりますので、以下の本家シーコンズのレビューも参照していただければ幸いです。
パッケージ
当然ですが、これまでのGSアイテムでは最大サイズです。
一緒に撮ったタートラー、ガルフの箱と較べてもらうとその大きさが一目瞭然かと。
厚みは同じなので、異様に薄いんですけどね。
ていうか、こんなでかいスリーブ初めてだわ(笑)。
スリーブを取るとこのように、
ビースト版デストロン(プレダコンていうのかな?)のインシグニアがでかでかと。
そして内部はこんな感じ。
単体で発売された本家シーコンズとまったく同じ入れ方なので、単体版のプラケーズがそのまま使われているのかと思いきや、上段2体(ハーフシェルとテラマンダー)と下段3体(シーラゴン、シーファントム、スキュウレ)分が繋がったものになっていました。
おそらくは2月発送のGS ボルカニカス、3月発送のGS オボミナスも同じサイズの箱になるものと思われますが、どうせならUWの箱と合わせてほしかったなぁ・・
海賊頭領 ハーフシェル
シーコンズの頭領。計算高く、金で動く一方で情に脆い親分肌。
ゴッドネプチューンでは胴体を担当。
ロボットモード
タートラーのリカラー。
BWⅡ版シーコンズのチームカラーであるパールホワイトにメタリックグリーンのツートン、そしてゴールドがポイントというカラーに変更されている以外は、本体造形、付属品ともに変更なし。
ただ・・これはほかのメンバー全員にも言えることですが、ホワイトパール成型のパーツ、基型からプラの質感が変わっているように思います。
成型色からくる思い込みかもしれませんが、なんか堅くて脆そうで・・怖い。
そして間接、可動部も平均して緩め。これについては基型でも全体的に微妙なところがあったので、調整してくれるものと思っていたのですが、むしろ悪化しているような気配・・
ハーフシェルの場合は合体時に股関節となる肩のクリックは異様に固いですが、その下の回転軸と肘関節(合体時は膝関節)はかなり緩いです。
ビーストモード
メカカメにトランスフォーム。
ちなみに、アニメ劇中ではほかのメンバー含めほぼビーストモードだった印象です。
ロボットモード同様、ただのリカラーです。
比較画像
基型であるGS タートラー、そしてひょんなことから手に入ったオリジナルのタートラーと。
GS同士はただリカラーなので、主にオリジナルトイとの形状比較がメインになります。
ロボットモードで。
まぁこのタートラー型は、少なくともロボットモードはオリジナルの雰囲気にけっこう忠実なんですよね。
ビーストモードで、武装前盛りで。
ビーストモードは・・やっぱり頭と前脚が小さいのが気になるなぁ。後脚の形も全然違うし。
オリジナルからは変形パターンが大きく変わってますからね。
海賊奇襲兵 シーファントム
頭領への忠誠心も随一のシーコンズの切り込み隊長。
ゴッドネプチューンでは右腕を担当。
ロボットモード
オーバーバイトのリカラー。
こちらも成型色のみの変更。
ビーストモードの脚部収納がカッチリ合わないなど、基型の欠点もそのまま引き継いでいます。間接も全体に緩め。
ビーストモード
メカサメにトランスフォーム。
やはりただのリカラー。
口内が赤く塗装されているのですが、成型色のために下から見るとうっすら透けてピンクに見えるのがチャームポイント(笑)。
比較画像
今回入手できたオリジナルトイはジャンク品に近い物なので、一部パーツの欠損などがあります。
このオーバーバイトがまさにそうで、ビーストモードの背鰭がないのと、なぜか同じくビーストモードの腕部が両方左でした・・
ということを踏まえて、ロボットモードで。
オリジナルの雰囲気は残しつつ、かなりスタイリッシュなプロポーションに変貌しています。
そして大基がPP リッパーススナッパーなので、胸部などのディティールもオリジナルトイとは異なっています。
ビーストモードでも。
タートラー型同様、変形パターンの大幅な変更で腕部と脚部のボリューム感がかなり変わっていますが、全体の雰囲気はなかなか近付けられているかと思います。
海賊参謀 シーラゴン
頭領も一応の敬意を払う、シーコンズの長老。
ただし、若干ボケ気味。
ゴッドネプチューンでは左腕を担当。
ロボットモード
ガルフのリカラー。
頭部造形も、プロポーションももちろんそのままなので、お爺ちゃん感はなし。
ただ、単体では比較的問題となる要素の少ないお方。
唯一、ロボットモードにおけるビーストモードの頭部の固定がキツく、外れやすいです。基型ではそんなことなかったのになぁ・・
ビーストモード
メカシーラカンスにトランスフォーム。
もちろんただのリカラー。
ただ、頭部と尻尾が金色になって、なんかおめでたい感じ(笑)。
比較画像
ロボットモードで。
オリジナルはオーバーバイト型とほぼ同じ変形パターンでしたが、やはり大きく変更され、ビーストモードの頭部を背負うかたちになり、尻尾は武器に変形するように。
なので、やはりロボットモードはアニメデザインとはけっこう違う感じです。
ビーストモードでも。
ビーストモードは、雰囲気の再現にはわりと成功していると思います。
オリジナルからして、これがシーラカンスなのかどうかはさておき。