幸せの在処はどこニャンだ？１８～エネルギーの、使い方～

僕は、まだ子猫の時に

公園に捨てられたけど生き延びて

自由氣ままに暮らしている

「捨てねこトヨ」って、言うんだよ。

あぁそう、これね？

シッポの先端が曲がってるんだ。

面白いだろ？幸運のカギしっぽって言うんだよ。

捨てられた僕が言うのも、何なんだけど…

公園に遊びに来た人達に

なぜだか分かんないんだけど

幸せの在処を話すのが、日課となっているんだよ。

今日はさ、口の悪い、お兄ちゃんが来たよ。

何につけても、悪態ばかりで。

さすがの僕も、聞いてるだけで疲れるんだ。

まぁ、好きにしたらいいけどね。

それも、お兄ちゃんの自由だから。

感情は出してもいいんだよ。

電氣と同じ、エネルギーさ。

使い方さえ、間違えなけりゃ

誰かを、あたためることもできるからね。

あーそうか。

どうやったら、自分を楽にしてやれるのか。

分かんなくなっているんだね。

だけどね、お兄ちゃん。悪態って、エネルギーは

他の誰かに使うのは、やめときな。

もしも、使いたくなったらさ

紙に書いて捨てるんだ。

ビリビリに破って、捨てるのさ。

宙に飛ばしてもいいけどね。

方法はいくらでもあるんだよ？

めんどくさいけど、やってみな？

君からあふれる感情を

抱えこんでしまったら、爆発してしまうだろ？

なんでも急には、ムリだから。

少しづつでいいんだよ。

人間って生きものは、それも遊びに変えられるのさ。

めんどくさいって出来事を

楽しみにかえていくゲームをさ。

君を楽にしてあげるのは、他の誰でもなくってね

自分でエネルギーを、動かしていくこと。

なんだよね。