コロナの真実!?とは…
「真実」とは何でしょうか…新明朝国語辞典によると、次のように記載があります。
❝あらゆる点からみて、それだけが偽ったり飾ったりした所の無いそのものの本当のすがたであるととらえられる事柄(様子)❞
今年に入り、新型コロナウイルスに関する様々な情報は研究者方々等からメディアを通じて私たちに伝わりました。かつてない未知のウイルスに世界中が大混乱に陥りました。なぜアジア・オセアニアでは感染者が少なく、欧米諸国などではパンデミックが起こったのか?様々な原因が推測される中、京都大学iPS細胞研究所所長の山中教授の研究チームはそこには”ファクターX”があるのではないかと日々研究を進めていることが大きく取り上げられています。
一方で、ウイルスの専門家である京都大学大学院医学研究科特定教授の上久保靖彦氏が「ここまで分かった新型コロナウイルス」という本を9月末に発売しました。上久保教授は、今まで私たちがメディアによって見聞きしていた「真実」が科学に基づいておらず全くの嘘ではないか、とご自身の研究データを示しながら説明されています。
要約すると、
“新型ウイルスも何も元からあったウイルスであり、すべてのコロナは無症状の風邪である。それ故に三密、マスク、清潔は無意味。これほどの世界規模のパンデミックになった要因として考えられることは、約10年に1度でこのウイルスが変異して大きく流行する周期であるということ。つまり、ウイルスの細胞のまわりの突起が変異することで過去にスペイン風邪や新型インフルエンザなどが流行してきた事例が挙げられている。日本人が集団免役を獲得できたと言い切るのは、中国からの入国制限が他の国より遅れたのが功を奏したことである。様々な分析結果をもとに出した結論は、コロナは夏風邪のようなものなのでそもそも何もしないのが一番であり、集団免役を達成する上で世界中がロックダウンするなどの不自然な動きをしてしまったことがこのような大騒ぎに繋がった、との事だ。また、インフルエンザの流行との関連もデータで示しており、ウイルス干渉によって昨年のインフルエンザの感染者数がここ数年と比較すると流行していないこと。言い換えると、コロナに感染している人はインフルエンザにかからず、インフルエンザにかかった人はコロナに感染しないということ。ウイルスには3つの型があるという。日本では、その中で最も弱毒な「S型」「K型」が知らないうちに流行し集団免役を獲得できてはいるが、注意が必要なのは「S型」のみに感染した後に強毒性の「G型」に感染した場合にはウイルスの増殖が活発化しやすく重症化させやすい、という結論に至っている為いずれにせよ気を付ける必要があるということ。”
上久保教授は、これまで世界中で当然とされ認知されていた事柄が根本的に間違っているというのです。他方では、数人で集まる際にでも決してマスクを外さない方々もおられます。その中の一名は、長年の友人がコロナを患い、集中治療室で何カ月もECMOの治療の結果、亡くなられたのを間近で見ていたので警戒している、とのことでした。(亡くなられた方は70代前後で持病があったそうです。)
いずれにせよ用心することに越したことはありません。もし周りに持病を持たれているご高齢の方がおられれば注意することは自然な行動かもしれません。何が真実で何が間違えなのか。一度真実として埋め込まれた事柄を覆すには時間がかかることでしょう。当方が主催するうつ病の予防セミナーでよく使われている言葉で「思い込みの壁を破る」という言葉があります。思い込みからの脱却は言うは易く行うは難し、ではありますが何事も情報を鵜吞みにするのではなく、一度自分自身で見聞を広めた上で判断することが必要ではないでしょうか。
今なお欧米などでは感染者、死者が増えている状況が続いています。また、インフルエンザの流行の時期でもありますのでご健康に留意してお過ごしください。