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東京下北沢のアーユルヴェーダプライベートサロン Aditi

国際アーユルヴェーダデー

2020.11.14 11:32

昨日は、アーユルヴェーダの神様であるダヌワンタリ神の生誕の日でした。

それに因んで2016年からインドのAYUSH省により、国際アーユルヴェーダデーと制定されています。

色々セミナーが開かれたり、2030年までの目標なども聞ける機会があり、今後のアーユルヴェーダの世界的な認知度や広まりが楽しみになりました。

こちらがダヌワンタリ神。ダヌワンタリが持っているものの一つ、壺!

その中にはアムリタという不老不死の薬が入っています。

そのアムリタを巡っては、面白いインドの神話が残っています。

今日はちょっとそちらの紹介です。


〈乳海攪拌事件〉

神々と魔神達が戦いに明け暮れていた頃のお話。

魔神達の強さに辟易とし戦いに疲れていた神々は、なんとか不死の霊薬アムリタを手に入れたいと思っていました。

ブラフマーから相談を受けたヴィシュヌは「神々と魔神で海をかき混ぜれば、そこから宝と一緒にアムリタを得ることができるだろう」と伝えました。

神々は魔神にアムリタを得るための協力を持ちかけ、一緒に海をかき混ぜることになりました。

神々は海をまぜるための攪拌棒にマンダラ山を使おうとしましたが、大きすぎる山は簡単には引き抜けません。

そのためブラフマーは巨大なナーガである竜王アナンタに山を引き抜かせて海に運び、亀の王アクーパーラを支点にしてその背に乗せ、竜王ヴァースキを綱代わりに山に巻き付けました。神々と魔神達がお互いの綱の端を持ち、グルグルと引っ張り海を攪拌しました。

あまりにも強く引っ張られたヴァースキは、苦しくなって口から毒をまき散らしました。その毒で世界が滅びそうになったのをシヴァが毒を飲み込み世界を救いました。

また摩擦により炎が起き山火事になり、山に住んでいた多くの生き物達が死にました。インドラは雨を降らせて火事を消すと、山から流れた様々な汁が海と混じり合い、乳のような海になりました。汁はアムリタに似た液体になり、それを飲んだ神々は不死にはなりましたが、まだ本物のアムリタは現れません。

神々はもっともっと攪拌しました。

そうすると、海はギーとなり、太陽と月が現れました。

海からはラクシュミー、酒の女神ヴァルニー、白馬ウッチャイヒシュラヴァス、宝珠カウストゥヴァが現れ、他にも聖樹パーリジャータ、アプサラス、聖なる牝牛が生まれました。

そして最後にアムリタの入った壺を持った神々の医師ダヌワンタリが現れました。

魔神達は神々より先にアムリタを獲得しましたが、美女モーヒニーに化けたヴィシュヌによって壺を奪われてしまい、アムリタは神々だけで独占しました。

魔神達は激怒し、神々に戦いを挑みましたが、アムリタを飲んだ神々にはかないませんでした。

神々はマンダラ山をもとに戻し、残ったアムリタを、大切に保管して、インドラが守るようになったと言います。

こちらの本からの抜粋です。インドには、このお話以外にも面白い神話や個性的な神様がたくさんです。

読み物としてとても面白いので、インドに興味を持つきっかけになってくれたらなと思います。


そして、私も微力ながらアーユルヴェーダを広めていくお手伝いができたら嬉しいです。



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