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羅小黒戦記の感想

2020.11.14 13:59

こんにちは『学び処ひなぎく』です。

本日は中国のアニメ映画『羅小黒戦記』について、感想と宣伝を少々。

予告の時点で黒猫の妖精シャオヘイがかわいいのと、声優陣が豪華すぎるのが決め手で映画館へと足を運びました。


さて、内容は住む場所を奪われた妖精と妖精の住む山や森を開拓し栄えさせた人間の話です。

『平成狸合戦ぽんぽこ』や『もののけ姫』に似た構図ですね。


先住民側の「自分達の自然豊かな土地を返せ」という反応と、「栄えた町も悪くはないし共存して生きていくしかない」という考えの衝突。


これが基本型です。


これに獣の妖精というファンタジー要素が入り、属性による攻撃や肉弾戦のアクションが見所の一つとなります。

いったい作画で何枚使いました?1秒100枚ですか?(一般的には1秒24枚以下)と問いたくなるほどです。


内容に関しては「正義の反対はまた別の正義」だということを考えさせられるものでした。

ムゲンのいる共存思想の館側と人間から故郷を取り戻したいフーシー側。

どちらの考えも確かに正しいのです。


それをどう解決すべきなのか、自分ならどうするかを考えてみるのもいいかも知れません。


そしてなにより、主人公シャオヘイの成長の目覚ましさ!

井の中から大海に出て、様々な知識やいろんな人や妖精の考えを聞き、自分なりに考え善悪の判断をしっかりとつけていきます。

フーシーとの出会いは世界を広げるきっかけになり、ムゲンとの旅は彼を大きく成長させていくのですが…

いかんせんこのムゲンさん、クセがつよい。

強すぎる力を持つものは嫌われやすいのがセオリーで、ムゲンもまたそのタイプなうえに冨岡義勇並みに言葉数が少ない!!

喋れ!!!考えを伝えろ!!!あと手段が極端!!!!選択肢を増やせ!!!

そしてお茶目!!!静かな突っ込み!!!CV宮野真守!!!!(金曜ロードショーで『ファンタスティックビースト』を見たばかり)


彼がシャオヘイと旅をする間もう突っ込みが追い付きませんでしたね。


そして最後に出した決断。

自分の居場所を探す旅の終焉。

シャオヘイの答えに思わずうるっときてしまいました…

そして頭によぎる『BUMP OF CHICKEN/アカシア』


隣で 君の側で 魂がここがいいと叫ぶ


テーマソングが瞬時に走り抜けるオタクの脳ミソって怖い。

小学生も楽しめる内容ですし鬼滅のように血がドバドバ出ないのでオススメします。


あと名古屋の4Dだとフーシー登場シーンでいい匂いがするようなので4Dも観てきます。楽しみです。