投球動作と内転筋群

骨盤の水平回旋には内転筋群が作用しています。私は軸足のトリプルエクステンションより重要な気がしてます。トリプルエクステンションに気を囚われ過ぎると軸脚、ステップ脚共に内転筋群の作用が薄れ、骨盤の水平回旋が不十分になることが多い気がします。(ステップ脚でのブロッキングが効かない)

今回はステップ脚が地面に着いてから骨盤の水平回旋が終わるまでのフェーズで内転筋群に着目したエクササイズを紹介したいと思います。

●利点

このエクササイズを行うことでステップ脚にのる感覚、ステップ脚でのブロッキング、ヒップローテーション、骨盤の十分な水平回旋、ステップ脚側の股関節の引き込み。

●やり方

ステップ脚の膝に外側からチューブをかけて膝を内側に向けるように力を入れます。内転筋群に収縮が感じられると思います。その内転筋群の力で右骨盤を引き寄せるように回旋してきます。

慣れてきたら地面を押すような感覚で膝を伸ばしながら回旋していくとさらに内転筋群に作用し投球動作に近くなります。

●NGパターン

右脚で踏ん張って右骨盤を回旋していかないようにします。

バッティングでも応用できますのでお試しください。