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☆なないろ星☆くま夫婦の秘密基地☆

アムリタ

2020.11.15 10:13

写真は母からもらった金柑ジュース

強めの炭酸水で割りました。美味しい


20年以上前に初めて読んだ

吉本ばななさんの小説アムリタは

わたしの中ではホラー小説という印象で、1人の時には読めないなぁ、、、とビクビクもので。

目に見えない世界が見える人々は本当に大変だろうなぁということと

その頃、ちょうど短大の友人とサイパンへ旅行へ行っていたこともあり

もう、とにもかくにも怖くて怖くて仕方がなかった。


小説の表紙を見ると、あ、あの怖い本、、、と素通りする


そうやって一度読んでから月日が流れいま。


手に取ると、なんとまぁ

全く全然まったく別な映像と感情と体感がきた。びっくりした。


戦争とか、戦地になったとか

そういう、ただただ教科書とか、テレビとか映画とかで得た知識のみで

サイパンや沖縄のことを

わたしは怖い場所だとインプットして

何かの誓いのように心に焼き付けて

勝手に怯えていたんだなぁと。


そんなこといったら、わたしが住んでいる街も空襲があって、戦争でも、その他別のことでも多くの人が生まれて死んでまた生まれて、、、

そーやって暮らしているんだもんなぁ


種から双葉が出て木になり、枝葉が広がり花が咲いて実がなる

虫もその他の生き物たちもみんなそーやって生きて死ぬ


友人に連れられて行った

サイパンの海は夢のようにきれいで

沖まで泳いで行って砂浜の方を振り返ったら、空も海も全てがピンク色に染まっていて、うわぁ!なんてすごいものを見てしまったんだ!!!!と

これは日本では見たことのない景色だ!!!と大興奮して日本へ帰ってきたら、家の近所でおんなじピンク色の空を見た。なんと、、、!

そーか。わたしは見ていないだけだったんだなぁ。

日本でもどこでも美しいものはいっぱいあって宝物みたいな瞬間はいっぱいあるんだろうなぁと。ただわたしが見逃してるだけなんだなぁと思ったことを覚えている。それからどこに行っても空を見上げるようになった。

そうだそうだ。夕焼けが見たくて仕事を変えたんだ。ランチとディナーでほぼ一日中店に出ていたころだった。

普通のOLになったり、派遣で営業事務をしたりして、朝焼けや夕焼けを見られるようになって嬉しかったことを思い出した。でも、すぐ忘れちゃうんだ。そういう嬉しいことは、すぐに日常になる。日常になるとそれは当たり前の風景になって忘れてしまう。

ほんとに、なんて忘れっぽいんだろう

喉元過ぎれば、、というには早すぎる

そうやってどれだけのわたしの大切を手からこぼれ落としてきたんだろ、、、


「それ、神様の飲み物って意味でしょう?甘露とか」


ダンナさんが、わたしの手にある

吉本ばななさんの

小説を見て呟いた。


え?そうなの?

わたしは、「アムリタ」とは何か霊的なものの総称くらいに思っていた(もうほんとに、何を読んでいたんだ20年前のわたしよ、、、)


ダンナさんは、なんでこんな言葉を知っているんだろう?不思議だ

不思議な人だ



同じ歳とは思えない。いろんなことを知っていて(君が知らなすぎるんだよといわれる)落ち着いているようで、幼い男の子のようにか弱い部分もあって

太陽みたいにあったかい。明るい光

ルサンチマンで皮肉やネガティブな発言をするけれど、ほんとうのところは芯が熱い。


わたしはネガティブで怯えている。

表向きは、ポジティブしか無いように見せてその実、根暗でほんとのところは人間をそんなに好きでは無い。

いじけたねじくれた心を照らしてくれたのは、ダンナさんと初めて会った日の笑顔だった。


あれから6年


同じおうちに帰ってきてお風呂に入ったりご飯を作ってもらって美味しい美味しいって食べて、お酒を飲んでゲームをしたりアニメを見たり泣いたり笑ったり怒ったり悲しんだり愚痴をいったりけんかしたりして過ごしてる


いつもいる


あたりまえにいる


わたしが、友人と一泊二日の旅に行くことになり、ダンナさんと離れる時間を思った時、胸がぎゅっとキツくなった。

あ、これ、「寂しい」だ。

寂しい。なんて甘い切なさ。

寂しいと感じられる今を幸福に思う


離れたら寂しいと思えるひとに出会えているいまを有り難く思う


サイパンのピンクに染まった海やそらは、わたしの住んでる街にもあった。


ダンナさんへの「寂しい」という気持ちを感じながら、わたしのほんとうの大切をこんどは見逃さないようにいま伝える


子どもの頃から辛いこと痛いことから逃げてきた。いま、あらゆるシーンにその片鱗を見つけて胸が苦しくなる。

けれど、今それを迎えられるチャンスなんだとワクワクする


サイパンのピンクに染まった海やそらだ


小学校の修学旅行で太秦の映画村へ行ったとき、なぜか先生にどしかられてわたし1人自由行動を許されず入口付近に待機させられたことがあった

わたしが先生に口答えしたのか、いつまでも喋ってうるさくしていたのか理由は思い出せないけれど、とても悲しくて辛い思い出だ。家に帰ってからも両親に言ったら、2人が傷つくと思って黙っていた。こんなにわたしを大事に育ててくれてるのに、大事なわたしがそんな扱いをされたと知ったら悲しむだろうから、、、

胸が潰れるほど痛い。その場所に手を当てて取り出す。しばらく眺めて源へお返しする。それが光になって帰ってくる。

その全てをダンナさんが聴いて見ててくれる。(ふーん、、変わった子だねぇ、、やっぱりねぇと苦笑しながら)


変わっている、変な子だ

それでも、よしよし、かわいいねぇ

親が子にするように

どんな子でもかわいい


ダンナさんがそのようにしてくれるからわたしもわたしをよしよし、かわいいねぇと。

一人でこっそりやっていたのを

どこでもかしこでもできるようになって楽になった


なんの根拠もないのに

怖いから、その場からいっときでも逃げたくて恥ずかしくて心に焼きつけた不思議な誓いをもーいーんだよーと外す


守ろうとしなくていいんだよ

戦わなくていいんだよ

ごまかさなくていいんだよ

つかまなくていいんだよ〜



20年以上も前のあの頃のわたしは一人だった。こころもとなく、人生を謳歌しているようで躁鬱のそれでゆらゆら生きていた

小説アムリタに怯えて、暗闇の中を生きていた


いまもそうだ


ゆらゆらいきている


水道からは、すぐに飲める美味しい水が出る国に生きている


美味しいお水をごくごく飲むようにいきています♡


こんな風に以前は怖かったものが怖くなくなったりいろんな角度で見られること感じられることがとてもとても嬉しいのです