MBA卒業生メッセージ – Hide (PT 2012)
Hide PT Class of 2012:2007年より某メーカーの駐在員として香港駐在。2010年8月よりHKUST MBAのPart-timeプログラムに通い始める。グローバル化が進む中で、自分と異なるバックグラウンドを持った日本人以外の人と、英語で、ディスカッションやグループワークをするMBAが最適な方法だと思ったからです。
MBA取得を決意した理由:グローバル化とMBA
グローバル化が進む中で、自分のビジネススキル、語学力、コミュニケーション力に不足を感じていました。そんな中、自分と異なるバックグラウンドを持った日本人以外の人と、英語で、ディスカッションやグループワークをするMBAがこれらを鍛える最適な方法だと思ったからです。
香港のMBAについて:香港駐在で学ぶ
私は香港で勤務しており、年齢的なことからキャリアを中断したくなかったのでPart-timeを選択しました。Part-timeなので香港のMBAか通信制MBAしか選択肢が無かったわけですが、いくつかある香港MBAのうちからHKUSTを選びました。
外国で働いている日本人の方は増えていますが、Part-timeでMBAに通える都市は限られていますし、良質なMBAを提供している学校の数も限られています。香港に駐在していて非常にラッキーでした。
なぜHKUST?:授業と学生の質の高さ、ランキング
他校にも合格していましたが、サンプルクラスでの授業の質の高さや、当時在籍していた生徒の質の高さ、Financial Timesのランキング、学校の設備等を考えてHKUSTを選びました。
Part-timeの特徴:平日Centralキャンパスでの授業もあり
コアコースがメインの1年目は土曜日にClear Water Bayにあるキャンパスで、選択科目が出てくる2年目は平日にCentralにある教室と土曜日にClear Water Bayにあるキャンパスで授業を受けることになります。
ほとんどの生徒が働きながら学校に通っているので、グループワークや予習、復習は大変ですが、所得があるため金銭的な心配が少ないのが良いところです。また授業で習った内容をすぐ実際のビジネスに使うこともできます。
Part-timeであるため、香港で働いている人がほとんどです。(中にはマカオや台湾から毎週通ってくる人もいます)そのため、生徒のほとんどは香港人であり、非香港人はクラスの10%超程度と、Full-timeにくらべダイバーシティに劣ります。
ただ、選択コースになればFull-timeの生徒やExchengeの生徒とも机を並べて勉強することになりますし、交換留学に参加することも可能です。
授業内容、教授:教授の質の高さと国際性の豊かさ
コアコースの順番や学習内容はよくデザインされており、教授陣の国際性も豊かです。人によって教授や授業に対する評価は異なりますが、私はほとんどの教授が質の高いMBAを維持するのに十分な能力をもっていると感じていますし、何人かの教授はおそらく世界のどのトップMBA校に行っても人気教授になれるレベルだと思います。
中国ビジネス:生のアジア、中国ビジネスに触れる
中国本土にあるMBAプログラムと比較すると中国色は落ちますが、それでも十分中国ビジネスに触れることができます。ケーススタディの多くはアジア、中でも中国企業に関するものが多く、中国ビジネス関連の選択授業が多くあります。中国人生徒も多くいるので、ネットワーキングもできます。
香港経済はもはや中国ビジネスなくして成り立たなくなっています。私も含めPart-timeのクラスメートは頻繁に中国に出張したり、中国向けのマーケティングをやったりとしています。中国語を勉強しようと思ったらチャンスはいくらでもあります。
最後に:MBAをやるべきでなかったという人はいない
MBAを取得することは人生において大きな決断です。時間、コストの負担は決して小さくなく、家族がいらっしゃる方は家族の方のご理解も必要でしょう。このHPをご覧になっている方は、何らかの目的を持ってMBA取得を検討されているのだと思います。ビジネススキルを身につけたい、純粋に勉強したい、給料を増やしたい、語学力をつけたい、海外経験をしてみたい等々。
MBA取得を迷っている方もいらっしゃると思います。私から一つだけアドバイスを差し上げるとしたら、今までMBAを取得している、取得した人と話して、自分はMBAをやるべきではなかったと言っている人は一人もいなかったということです。
※職歴等については卒業生メッセージ記載時点(2012年5月)の内容になります。