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トランジッションを6つの局面で考える −勝つことが全てじゃない、ただ勝ちを目指すことが全ての始まりである−

2020.11.15 21:49

Hola Chavales!!!!

ラージョ12日目。

リーグ戦第1節 vs Puerta Bonita。

結果は3−3の引き分け。

この週末の二日間で、

ラージョU−12・U−14・U−17、テルセーラ(4部)、自分自身の試合、スペインvsスイス。

4試合を見て、1試合はスタッフとして戦い、1試合はプレーヤーとしてプレー。


その中で唯一ゴールが決まった時に何も考えずにガッツポーズをしていた試合があるんです。

それはスタッフとして戦ったラージョU−17の試合。


正直なハナシ、

スペイン代表が勝とうが僕には関係ないじゃないですか。

ラージョのことは応援しているとは言えU−14が勝ったところで何かあるわけでもない。


じゃあそこには何の目的があるのかというと『サッカーを学ぶこと』です。

色々な年代の試合を見てサッカーを学びたい。

今までになかった新しい発見や気づきを探したい。

これだけです。


でも今日のラージョU−17の試合に関しては、

『学びたい』ということよりも『勝ちたい』が上回ってしまっていて。

心の底から『勝ちたい』と思ってるんです。


『本気で勝ちたい』と思った時、初めて『ゴールを喜ぶこと』ができるんじゃないかなと今日改めて思いまして。

それが無意識にゴールが決まった瞬間のガッツポーズに繋がった理由なのかなって。


勝ちたいと思う気持ちの大きさと、勝てなかった時の悔しさは間違いなく比例していて。

その『悔しさの大きさ』と『成長の大きさ』というのはイコールの関係だと思ってます。

それは選手もそうだし、監督を含むスタッフ陣も同じ。


2−0から2−3に逆転され、ロスタイムに3−3に追いつく。

今日の試合は間違いなく自分たちのミスで招いた結果で。

相手が弱かろうが隙を見せたらやられるのがサッカーです。


育成年代の選手たちの成長を願うのであれば本気で勝ちを目指すこと。

その先にある本気の悔しさが選手の成長に繋がると思います。



【勝つことが全てじゃない。ただ勝ちを目指すことが全ての始まりである】

これは誰になんて言われようが、変わらず僕が思い続けていることです。



では今日もサッカーのハナシをしていきます。

皆さんご存知の通りトランジッションには2種類あります。

『オフェンス→ディフェンス ディフェンス→オフェンス』


僕はサッカーを考える上でトランジッションを6つの局面に分けて整理しています。

今日はその内の一つの局面として、ハイプレスからボールを奪った瞬間のトランジッションについてお話ししていきます。



ハイプレスの中でも二つのゾーン(状況)で考えています。

一つずつ基準を整理して説明していきます。


ゾーン1の基準は...


続きはスペインサッカー研究所で!!