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神崎琴音

おしゃれをすること

2020.11.16 00:17

2020/07/26 22:30

恋人を靴屋と服屋に連れていき、コーディネートして、これとこれ試着してと言い、かわいいね〜と褒め、誕生日のプレゼントとした。


恋人はファッションに興味がないというか、破れてるわけでもないのに服を捨てる必要ある?という人だ。

わたしはそうではない側の人間なのだと、出会って気づいた。


わたしはおしゃれが好きだ。

(と言ってもファッション誌の類は一度も買ったことはないが、美容室に行ったときには読んでお勉強する。)

本当に気に入る服しか買わない。

服をあてがっただけで似合うか似合わないか、買うべきかそうでないか、ときめくかときめかないか、自分/他人問わず判断することができる。

ユニクロの服を買うときには自分のセンスによってユニクロ以上の価値を発揮させるつもりで買う。


以上のようなことは割とわたしの中では息をするように当たり前なことなのだが、わたし以外の人にとってはそうとも限らないらしい。


自分の持ち物に自分の意志が染み渡っている状態が好きなのだ。だから一人暮らしのインテリアも、とりあえずで揃えたものから気に入ってこれ、と選んだものへと、じわじわと新陳代謝させている。

ひいては生活が好きなのだ。生活の隅々まで気に入っている状態でなるべく機嫌良く暮らしたい。


持ち物すべてに妥協しないのは独身貴族の今だけの遊びみたいなものかなと思いつつ、結婚してもじわじわとやっていくつもりだ。