夢で会えたら
2020.11.16 08:46
午前零時、少し話をしよう、夢の中で。
調子どう?
実は聞いたんだよ、君が彼に決めたって。
僕はね、君が言った通りさ。
一人になって初めて気付いたんだよ。
「…愚か者ね。」
その眼差しが今も突き刺さったまんま。
馬鹿だなあ、いつもこうだ。
揺らめく幻に手を伸ばし、
夢が覚めてはやり直し。
知らない誰かの横で花のように笑ってる君は、
嘘みたいに綺麗だなあ。
(夢で会えたら)
(何を話そう?)
僕だってさ、それなりの日々を、
もがいて、足掻いて、生きてるんだよ。
君はどう?
彼なら、そう、
僕みたいに君を困らせたりしないんだろう。
そう願うよ。
悲しみは癒され、一人の日々もそう悪くない。
だけど何かが欠けたまま、大人になっていく。
嗚呼、怖いんだ。
僕は、
馬鹿だなあ、いつもこうだ。
揺らめく幻に手を伸ばし、
夢が覚めてはやり直し。
知らない誰かの横で花のように笑ってる君は、
嘘みたいに綺麗だなあ。
(夢で会えたら)
(何を話そう?)