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やりたいことが無いと悩むあなたへ

2020.11.17 02:36

こんにちは、キャリアコンサルタントの横山遼です。


本日も昨日に引き続き、目的や目標関連。



「好きを仕事に」とか「やりたいことを見つけよう」とか。


そういうことを聞く度に「やりたいこと」なんて無い、と悩んでいませんか。



私は個人のクライアントさんには、初回にやりたいことリスト(通称アイスボックス)をリストアップしてもらいますが、みなさんこれが大変だと言います。



「やりたいこと」を見つけて、キラキラと生きている人がどこか眩しく。


どこか嫉妬する部分もあり。さらに無気力に陥っていく。


かつての私がまさしくそうでした。


そう。

あなただけではなく。

大半の大人は、やりたいことなんて考えないように癖づけされているからです。


子どもの頃はやりたいことで満ち溢れています。


それが、成長(というより、矯正)に従って、どんどんと出来ることに焦点が絞られてくる。


出来ること、すなわち経験があること。


その中でも特にうまくできたこと。


その範囲に視点が固定されていくのです。


そうすると、その他の可能性や選択肢がそもそもテーブルに乗ってこない。


非常に限られた世界の中で手札を切らないとならない。


未経験のことや一度失敗したことなどは、まったく考慮に及ばなくなってきます。



こうなると、人間は「やりたいこと」なんて無くなってくるんですね。


日々の生活の中で、「やりたいこと」なんて考える時間は全く取らないわけです。


いきなり「やりたいこと」を見つけろ、なんて言われても難しい…



そういう時は、リハビリが必要です。


あなたはこの世の全て。富・人脈・健康・自由全てを持っていたとして。

やりたいことは何でもできる状態だとして。

今すぐやりたいことを30個挙げてみてください。時間は3分です。


と言われて、いくつ挙げられますか?


10個も挙げられなかったという人もいるのではないでしょうか。


やりたいことなんて、無くても生きていけます。全然余裕で。


やりたいことを仕事にしても、しなくても全然構いません。


すべてはあなたの自由です。


でも、もし「やりたいこと」があるとちょっとうれしいな、と思うのであれば。


1日の中で15分でも良いので、やりたいことリストを作るリハビリをしてみてください。


ポイントは、「出来ること」の世界から抜け出して、感じるままに書き出すことです。


1ヶ月続けると、徐々にリハビリの成果が出てくるはずです。


それでは本日はこのへんで。

皆様、今日も幸福に。