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Me and Songs

オレ達の"Use Your Illusion" #3 / Heaven's Door & We love 日本盤

2020.11.18 06:00

Guns N' Roses を愛するミュージシャン&業界人5人が集まって語る「オレ達のUse Your Illusion」ストーリー、今回はそのPt.3!


2時間半という長尺なので、ハイライトのみ抜粋してお届けします。



出演は画面左上から時計回りに…


① J/ ジミー・ロメロ

(The Hellenbacks)

② F/ ブランドン・フィールズ

(番組ホスト)

③ T/ トッド・カーンズ

(Slash のベーシスト)

④ I/ イジー・プレスリー

(Monsters of Rock Cruise のホスト)

⑤ B/ ブランド

(GNR podcast のホスト)



Knockin' on heaven's door


15:35


I: これは、オレが昔ラジオ局でDJをしていた時の話だ。


(リクエストを受けたりして)番組内でプレイする選曲リストの中に “Knockin’ On Heaven’s Door” と書かれていた場合、それはいつもUYI に収録されたスタジオ版だった。


(*当たり前でしょう!・笑)



でもさ、あの曲はライブバージョンの方がはるかに良いだろ?


(全員一致しながらそれぞれに話し出す・笑)


F: “Live Era”に収録されたのは、ウェンブリーでの演奏だったな。



I: ああ、そうだ。でも、オレが今話してるのは’88 RITZ のバージョンだ。


で、いつも “Knockin’ ~” の名前を番組のプレイリストに見つけると、オレは勝手にライブバージョンに差し替えて流してたんだ。


あの時のオレにとっては、あのスタジオ版はすごく退屈に聴こえたからさ。



ところが、番組のディレクターときたら、遂にはそのライブ音源の方に鍵をかけやがってさ…


全員:笑


T: ガンズはカバーバンドの間でもすごく人気があったよな。


オレがあの頃知ってたカバーバンドは、みんなあの ”Knockin’ ~” のライブアレンジをプレイしてたよ。



“Hair Of The Dog” (オリジナルは Nazareth)も(Spaghetti Incident収録の)ガンズバージョンでカバーしてたし…あと、”Mama Kin” もそうだよな。


あの頃のエアロは、ガンズのあのカバーのおかげで良い追い風が吹いたと思うよ。


全員:そうだな。



羨望の日本盤!?


20:15


B: ちょっと前にオレのポッドキャスト番組で “Live Era” の特集をやったんだけど、ガンズの元マネージャー、ダグ・ゴールドスタインにゲストで出てもらったんだ。


その時にリスナーからの質問で、「なぜ韓国盤?日本盤?にだけ “Coma” が入っているんだ?」という質問があってね。



「世界の他のどの地域でもあの曲は収録されてないのになぜだ?」と。確か日本盤だけに収録されたはずだ。


F&T: え、そうなの!?


(*この人達、レコードマニアだから多分普通に日本盤持ってて、当たり前のように聴きなれてるんだと思います・笑)



B: あれは、アメリカ/世界共通盤が日本に輸入されると値段が安いからなんだ。


でも、そうやってボーナストラックを入れることで付加価値をつけて、日本のファンが(単価の高い)日本盤を買ってくれるようにするための戦略だそうだ。


T: 日本のマーケットでは、そういう「日本限定仕様」というのがすごく大きな意味を持つらしいね。



B: それも大きな要素の一つだろうね。


T: だからオレ達全員、何らかの「日本盤」を持ってるだろ?


F: オレ、KISS の “Lick It Up” の日本盤を持ってるよ。


T: それはアメリカ盤と何が違うの?



F: 帯が付いてたり、メイク時代の写真が載っていたりするんだ。


T: あぁ、オレも記憶にあるよ。ああいうの面白いよな。


(*以前もどこかで書きましたが、彼らのような海外のレコードコレクターは、普通に”obi” という単語を英語でも使っています・笑)


アドラーのドラミング


22:30



F: “Civil War” は、ガンズのオリジナルラインナップが最後にプレイ(録音?)した曲だったよな。


T: スティーヴン・アドラーがドラムでね。


メンバーが言うには、あのドラムのサウンドはミックスの段階で「かなりイジられてる」そうだ。


それがどういう意味なのかはオレはよくわからないけど。



I: オレが素晴らしいと思うのは、マット・ソーラムがいつも「スティーヴンのプレイを完全には再現出来ない」と話していることだ。


T: あの独特のスウィング感だよな。


昔、スティーヴンがオレ達のリハに来たことがあったんだけど(←多分スラッシュのバンドの)、”Mr. Brownstone” をジャムったら、もう叩き始めた瞬間からあのグルーヴさ(笑)



彼のソロバンド Adler’s Appetite のライブを見ればわかるけど、あのドラミングはまさに “Appetite For Destruction” のドラムそのままだよ。


続く…と思います!