Balenciaga :失われたエレガンス
The role of the work of the day
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at V&A Museum in London.
ガブリエル•シャネルは言いました。
「バレンシアガだけが本物のクチュリエだ」
そしてクリストバル・バレンシアガ自身は、こう言っています。
「エレガンスとは、削ぎ落とすことだ」
今のBalenciaga のデザイナーに変わって、私は感じたことのない、怒りみたいな感情と、こどもみたいに、泣いてしまう悲しい気持ちになりました。震えるみたいに、心が泣き叫んでた。
これからの時代に、エレガントは不必要なのか?
若いオシャレな友達に、聞いてみると、その人は、故アレキサンダーマックイーンのコレクション映像を仲間と何度も見ていると話してくれました。そこにはエレガントさと神秘を感じるのだと。
街中は、ブランドネームが服に張り付いて品がない傾向ばかりが溢れるている。
ブランドが醸し出すものとは、そもそもブランド名がわざわざ書いてなくとも、どこの服かわかるのがブランドなのだと思うのに。
それはシルエットに現れます。
売れるものを作る。求められているものを売る
そうして、いつのまにか、感性と知性がじわじわ溶けていくようだ。
その代償ににあるのは、退化。
"The master of us all " From Christian Dior
『Balenciaga: Shaping Fashion』at V&A Museum in London. Photo 2017.12.19
今のデザイナーDemna Gvasaliaへの批評ではなくて、彼は、彼自身が考える最高のクリエーションをやっているはずで、世間との折り合いがついているから売上は成長しているのだと思います。ただ今のバレンシアガには、エレガンスも、美すらも感じないだけです。
人々がエレガンスに回帰する時はくるのだろうか。
. “最も勇敢な行為は、自分で考え続けること。そして声に出すこと”
ココ・シャネル
Blog by Mami Grace Osada
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