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リアルイベントにおける徹底した新型コロナウィルス対策

2020.11.19 03:00

こんにちは。大村です。

今回は、関連会社様とともに実施した屋内イベントにおける最新の新型コロナウィルス対策の一部をレポートします! 




3つのコンセプトに基づく、新型コロナウィルス対策


今回の新型コロナウィルス対策オペレーションは、大きく3つに分けて展開されました。

① 会場の徹底殺菌

② キャスト・スタッフの管理

③ 来場者の管理


人が出入りする前の会場(ステージ・裏動線)の殺菌、キャスト・スタッフ・来場者というイベントで出入りするすべての人に対する感染予防対策を徹底しました。では早速見ていきましょう。 



会場の徹底殺菌


まずは、会場内です。

人が滞留する場所には、ウィルスが留まる可能性がどうしても高くなります。そこにあるかもしれないウィルスを取り除く対策が、大きくは2つ、行われました。


◆客席を殺菌する消毒ミスト

会場内では、開演前にミストを散布して消毒が行われました。


霧の正体は電解次亜塩素酸で、客席・ロビーや受付・シート・床・天井まであらゆる場所の除菌に使用が可能です。白い霧は散布後すぐに乾くので、濡れることもありません。

専任スタッフが機材を背負い、歩き回りながら散布を行う姿が印象的でした。



◆ステージ・楽屋まわりを殺菌するUVライト

ステージ・楽屋まわりは、殺菌用のUVライトを使用して対策しました。ステージ上、また、除菌がしにくい機材類や大道具などに広範囲に対して、安全かつ効率的に除菌を行うことができます。

さらに、照査された空間の空気をも、除菌することができます。

UVライトの作り出す紫外光は、皮膚や目に悪影響を起こす可能性があるため、除菌は深夜などに無人状態で行います。 


キャスト・スタッフの控室にもUVCライトが設置され、室内が除菌されました。

↑ 画像は、楽屋まわり用の置き型のUVライトです。

空間のサイズによって異なりますが、想像したよりも大きく、その効果は期待できそうだなと感じました。 



スタッフ・キャスト・来場者の管理


続いて、会場に出入りする数多くの人に対して行われた対策です。

コロナ禍に突入して半年以上が経過した今、日常のさまざまな場面でも目にすることの多いアイテムが、ポイントを見極めたうえで設置されています。


◆体温を検知するサーモグラフィーの導入

一度に大人数の体温を検知することのできるサーモグラフィーです。 もしも高温の方がいた場合には、再測定の後、然るべき対応を取るフローもしっかりと組まれていました。


◆手指を消毒する自動アルコール消毒噴射器・靴裏を殺菌する除菌マットの設置

スタッフ・キャスト・来場者が通過する受付やロビー回りの要所には、アルコール消毒噴射器が設置されました。手を差し出せば、スイッチ等に触れることなくアルコールが噴射されるので、衛生的に使用することができます。入場時の1回のみではなく、頻繁な消毒を促すことも徹底されていました。


また、靴底を消毒するための除菌マットもスタッフ・キャスト・来場者動線に設置されました。ウィルスを持ち込まないための対策の1つです。



【キャスト・スタッフの管理】

◆仮設手洗い場の設置

作業で忙しいスタッフのために、舞台脇には仮設の手洗い場が登場しました。移動もできるすぐれものです。


【来場者の管理】

◆ディスタンスマークの設置

来場者に向けては、入場待機の際に距離を取れるマークが足元に設置されました。日常でよく目にするものの1つかと思います。


これに加えて、来場者が入場する入口を分けることでも、密を避ける対策が行われました。

皆様が人との距離を保って整然と待機していただけて、しっかりと心がけをされていることが見てわかりました。

終演後は何回かに分けての規制退場をご案内し、密にならないように退場していただきました。



そのほかに、下記のことも徹底されました。


◆入場者の追跡

・チケットをもぎる前に、座席番号の入ったチケット半券にご自身で住所・氏名・連絡先を記入していただく


◆客席内の定員設定 

・入場者は、定員の半数以下に設定し、客席の前後左右を開け十分な距離を確保 

・最前列は、舞台から2m以上空けて客席を設置  


◆感染拡大防止のガイドラインに準ずる内容のアナウンス

・来場者のマスク着用の徹底(マスク未着用者へのマスクの配布)

・公演中の歓声・声援の規制

・開演前に影アナウンスによる注意喚起とスクリーンへの表示

・会場内に「ご来場のお客様へのご協力のお願い」の張り紙

・開場中の場内換気

・本番中にアーティストからの諸注意声がけ 




いかがでしょうか。


まだまだリアルイベントは完全復活とはなりませんが、1つ1つの対策を徹底して、また、お互いに気を付けながら過ごすことで、新たな日常においてもイベントを楽しむことは十分にできるのだと改めて感じました。

行いたいイベントの形式や、目的達成のためのご要望は、会社によって異なります。

何が最善なのかを考えながら、変化へと常に対応していかねばなりません。 



何か気になることや、イベントに関する疑問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。


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