【Brian Eno】の名盤4タイトルがLPで再発!
【Brian Eno】の名盤4タイトルがLPで再発!
今回再発となるのは
2010年作『Small Craft On A Milk Sea』、1992年作『The Shutov Assembly』、2012年作『LUX』、1992年作『Nerve Net』の4タイトルです。
予約受付は11/27(金)まで!
Brian Eno 『Small Craft On A Milk Sea』(LP)
2010年にリリースされたイーノの〈Warp〉初リリース作品。
イーノは今作を「sound-only movies」、すなわち「音のみの映画」と呼んでいる。しかし、今作に限らず、これまでもイーノの作品は非常に映像的なものを喚起させるものでもあった。(中略) たとえば、リュック・フェラーリやミュージック・コンクレート、アコースマティックの作曲家たちが言う「耳のための映画」は、具体音や意味的な音と象徴的な人工音を用いて、ひとつの完結した世界を音によって作り上げるものだが、イーノのそれは音楽が絵画や映画と同等の喚起力を持つという以上に、リスナーの想像の余地を残し、それを補完することでさまざまにイメージされる映画的情景によって音楽をより深く印象づける。
Brian Eno 『Nerve Net』(LP)
常にイノベイティブであり続けるイーノが、クラブ・サウンドをも視野に入れ、自身の存在を再びポップ・フィールドに知らしめた1992年の傑作。よりロック寄りのサウンドに回帰しつつも歪みが有り、遊び心が有り、ファンキーさと不穏な美しさをも醸し出す作品。 (M-1,M-7)のイーノ自身のヴォーカルも素晴らしい。 盟友ロバート・フリップ、ロバート・クワイン、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ、ベンモント・テンチ、EMFのイアン・デンチも参加。
Brian Eno 『LUX』(LP)
2012年にリリースされた本作は、イーノがアンビエント・ミュージックを追求し始めた『Music for Films』『Music for Airports』『Apollo : Atmospheres and Soundtracks』にも見られるテーマと音のテクスチャーの中で、さらなる可能性を追求しているのがわかる。また、イーノ自身も今作を、『Discreet Music』(75年)『Neroli』(93年)を含む《Music for Thinking》シリーズの最新プロジェクトとして位置づけている。
Brian Eno 『The Shutov Assembly』(LP)
イーノが1992年にリリースした本作はロシア人アーティストであり、友人でもあるゼルゲイ・シュトフに捧げられた作品であり、『On Land』や『Thursday Afternoon』といったアトモスフェリックなアンビエントなサウンドの延長ともいえる。イーノは、シュトフがよくイーノの音楽を聴きながら絵を描いていたことや、共産圏であったロシアではなかなかレコードを手に入れることができなかったということを知る。そして過去にリリースされなかった音源(1985年~1990年レコーディング)をテープにまとめてシュトフに送ろうと決意したが、自身でも聴き返すうちに、これまでに気付かなかった各作品の間の繋がりを発見することとなり、不意にフル・レングスのアルバムを創り出していた。それぞれの作品は、イーノのオーディオ・ビジュアル・インスタレーションから名前を取っている。