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アメリカに銃規制は必要か?:後編

2020.12.05 22:00

おはようございます、Jayです。



今朝は“アメリカに銃規制は必要か?:前編”に続く後編です。

前編では(州によって違いはありますが)犯罪歴がある人やアルコール・薬物中毒の人などには銃所持許可が下りない事などを書きました。

これ以外にも州によって、“銃を所持して外出する時には誰からも銃を携帯しているのが見えるような形(警察官みたく)にしないといけない州“や反対に“銃を持っている事を見られないように服の下などに隠さないといけない州”があります。


では前回予告していたように、私のアメリカに関する銃規制の考えを言わせてください。

理想としてはアメリカ社会から銃がなくなってほしいですが、現実的に考えるとそれは無理なので、少なくとも銃を購入するには講習を受けて試験に合格しないといけないなどの免許制にしてほしい」です。


ここで皆さんに質問です。

「日本は銃がアメリカのように出回っていないのに何故こんなに安全なのですか?」

“えっ、何言ってんの!?そりゃ~、銃が出回っていないからに決まってるじゃん。”と答えられた方、当然ですね。(そして引き続きぜひその感覚を維持していってください)

多くのアメリカ人も銃犯罪が無くなくしてより安全な社会にしたいという共通の目標は持っていますが、その目標へ向かう道が銃反対派と推進派で大きな意見の隔たりがあります。

反対派は日本みたく“そもそも銃自体がなければ銃犯罪は無くなる”という考えで、推進派は“銃を所持していれば何かあった時のために自己防衛出来るから必要だから”という意見。

どちらの意見もメリット・デメリットありますが、双方の案が対極的なのでアメリカでは長年解決出来ずにあります。

しかしどちらも共通している言える事は“悪い人に銃を持たせないようにする”という事。


“それでも何でアメリカ社会は銃を無くそうとしないのかわからない”という方に、ここでちょっと質問を変えて日本の皆様にも関係している事を聞きます。

「核兵器はない方がいいですか?」

おそらくみんな「はい。」と答えるかと思いますが、では核兵器がない世の中というのは現実的ですか?

“なんでアメリカは銃規制が進まないんだろう”と思っていらっしゃる方もこの世界の核兵器問題に置き換えるとわかりやすいかもしれません。

確かに核兵器がない世の中が理想的である事は間違いないですし、世界中が核兵器開発を止めたり所持を放棄する事が目標です。

仮に全ての国や地域が核兵器ゼロに合意しても、絶対に世の中から核兵器はなくなったと確信が持てるでしょうか。

確かに核兵器ゼロが目標ですが、今現在ではそれが難しいですし、いつか本当にそれが実現すればノーベル平和賞かもしくはそれ以上の価値があるでしょう。


話をアメリカに戻します。

最終的&遠いゴールを“アメリカ社会から銃を無くす”として、まず今のアメリカに出来得る現実的で必要な事は何でしょうか

それが先ほど申し上げた「車と同様に銃も免許制度にする事」かと思います。

車は一歩間違えれば自分や誰かを傷つけたり殺めてしまうかもしれません。

ですので車を運転するには運転免許証が必要ですね。


銃を買うという事は、「お豆腐1丁ください。」と気軽にお豆腐を買うのとはわけが違います。

もし日本人にアメリカの銃所持の法律を適用すると、おそらくたくさんの人が銃を手に入れられるでしょう。

アメリカで銃を所持する事は憲法で認められている事なのでそれ自体は何も言えませんが、持つなら最低限の知識と技術を持っていて欲しいです。

たしかにアメリカでは銃を購入するにあたって年齢・犯罪歴・病歴など“その人が銃を所持しても良いか”というチェックはありますが、その人の実際の銃の知識や技術までは問いていません。

日本は狩猟などで銃を持つには所持許可が必要で、運転免許証と同様に筆記試験と実技試験に合格しないといけないそうですが、アメリカも日本のように免許制になりますように☆

銃の撃ち方を知らない人が簡単に手に入れられるのはとても怖い事ですし、免許制にすれば銃による事故が減るでしょう。


“軍人が使うような自動小銃や機関銃をなぜアメリカ国民が買う必要があるのか?”など、他にもアメリカの銃に関する疑問がまだたくさんありますが、長くなるのでここまで。

銃が当たり前にない日本、どうか引き続きこれを維持してこれからも世界に胸張って生きていってください。


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