月うさぎ伝説
https://ameblo.jp/amekippo/entry-12316375780.html 【月うさぎ伝説】 より
明日は十五夜ですね お天気はどうなんでしょう?大阪は「曇り時々晴れ」となってます
きれいなお月さま見れるかな?
ところで、子供のころ お月さんにはウサギが住んでいて餅つきをしてるんだよと、よく聞かされました(-^□^-)
この月うさぎのお話はインドや中国の神話が混ざり合ってできたものだそうです
まずは、インドの神話から
あるところに仲良く暮らす、ウサギとキツネと猿がいました。
3匹は、いつも「自分達はどうして獣の姿なんだろう?」「前世で何か悪いことをしたのかな~?」「じゃあ、今から人の役に立つことをしよう!」と話し合っていました。
この話を帝釈天(たいしゃくてん)という神様が聞いていてそれなら、何か良いことをさせてあげようと、老人に姿を変えて3匹の前に現れます。
3匹の前に現れた老人は、とても疲れた様子で「おなかがすいて動けないのじゃ何か食べ物を恵んでくれんかのぉ」と言います。
人の役に立つことができる!と、喜んだ3匹は食べ物を集めに行きました。
猿は木に登って木の実や果物を、キツネは魚を採ってきました。ところが、ウサギだけは一生懸命頑張ったのに、何も持ってくることができませんでした。
「もう一度探しに行ってくるから火を焚いて待っていて!」ウサギは、キツネと猿にそう言って再び出かけていきました。
しばらくして、ウサギは手ぶらで戻ってきました おまえはウソつきだ!!
キツネと猿はウサギを攻め立てました。
するとウサギは、「私には、食べ物を採る力が無いんです。だから、どうぞ私を食べてください。」そう言うと、火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げました。
これを見た老人は、すぐに帝釈天の姿に戻りこう言いました
お前達の優しい気持ちは、よくわかった。今度生まれ変わる時は、きっと人間にしよう
しかし、ウサギには可哀そうなことをした月の中に、ウサギの姿を永遠に残してやろう
こうして、月にはウサギの姿が残ることになりましたとさ。
とても可哀そうなお話ですけど、一説には、こんな後日談もあるんです下矢印
火の中に身を投じ、黒焦げになってしまったウサギを憐れんだ帝釈天が、ウサギの焼けた皮をはいで月に映すと、皮を剥がれたウサギは生き返ったんです
ちょっとホッとしますね(;´▽`A``
では、なぜ月のウサギはお餅をついているのでしょう?これは、中国の神話から下矢印
天地創造のころ、空には10個の太陽 がありました。このままだと熱すぎて、生きていけませんそれで、弓と名手として名高かった羿(ゲイ)という男が9つの太陽を射落とす役目をおおせつかりました。羿のおかげで太陽は1つになり人々は生活できるようになりました。
羿はご褒美として、嫦娥(じょうが)という美しい娘と結婚し西王母という女神から不老不死の薬をもらったのです。
ところが、羿が仕事に行っている間に嫦娥は、その不老不死の薬を盗んで飲み、月に昇ってしまいました!!
その罰として、嫦娥はウサギの姿に変えられ、満月の日になると、天界の神様たちのために
不老不死の薬を作るように命じられたのです
古代中国では、月のうさぎは杵を持って、不老不死の薬をついていると考えられていました。これが、日本に伝わりました。
日本では「満月」のことを「望月(もちづき)」と言っていましたから、それが転じて「餅つき」になったそうです
月に住む兎の話は、中国、韓国、タイなど、アジア全体に広く伝わっています。
タイでは、月の中にウサギがいる図案を県の紋章にしている町もあるんですよ!
でもね、「月でお餅を付いているウサギ」は日本と韓国だけなんですって!!
おもしろいですね~(^O^)
https://ja.shenyunperformingarts.org/explore/view/article/e/LiSncX9WmUI/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%EF%BC%9A%E6%9C%88%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AE.html 【中国神話の登場人物:月のウサギ】 より
白くてふわふわで可愛らしい月のウサギは、普通のウサギではありません。月に住む神秘的な伝説のウサギなのです。不老不死の霊薬を調合していないときは、月宮殿に住む美しい女神・嫦娥のお供をします。中秋節の起源を説明する様々な神話のなかでも、嫦娥の話はよく知られています。でもウサギは?
東アジアの文化では、月のウサギは幅広く伝えられています。国によってこのウサギにまつわる伝説は異なりますが、ここでは古代の佛教から伝えられる話をご紹介しましょう。
ある日、天帝は飢えた老人に変装し、猿、カワウソ、ジャッカル、ウサギに物乞いをしました。猿は木から果物を集め、カワウソは川から魚を捕りました。ジャッカルはトカゲと凝乳を盗みました。ウサギは草しか集められません。人間は草を食べないことを知っているウサギは、自分の体を捧げることにしました。老人が焚いていた火に身を投じたのです。でも、ウサギの体は燃えませんでした。突然、老人は本来の天帝の姿に戻り、私心のないウサギの行為に胸を打たれ、このウサギが不老不死の月のウサギになるように月に送り込みました。
このウサギは2014年の演目「妖怪を退治する孫悟空」で神韻デビューします。大きくて邪なガマガエルが三蔵法師を食べようとしますが、孫悟空が救援に入り、ガマガエルはひとっ飛びして月宮殿に隠れます。月ではウサギが臼で薬草をついて不老不死の妙薬を作っていました。
月の女神・嫦娥が現れ、ウサギに引き下がるように命じました。この様子を隠れ見ていたガマガエルは、月のウサギに変身し、負傷した足に霊薬を塗り、武器にするためにウサギの杵を盗みます。武器を持った変身したカエルが容赦なく行動するので、かなりの動揺が起こりますが、幸いなことに孫悟空が化身を見破り、ガマガエルをやり込めます。魔法の杵はウサギの手に戻り、全て元の鞘に収まります。
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月を見上げると、月のウサギが餅をついている姿がみえると言われています。白くてふわふわした可愛らしいウサギ以上に、月のウサギは無心、敬虔、自己犠牲のシンボルです。だから月にいるのでしょう。地上で何があっても、空を見上げることで私心のない真っ直ぐな気持ちでいることの大切さを教えてくれるのです。
月を見上げたとき、何も与えるもののないウサギが、自らを他人のために捧げた話に思いを馳せてください。
古代中国には、神々や仙人が共に居住し、神が伝える文化が生み出されました。このため、初期の中国史と神話は互いに絡み合っています。「中国神話の登場人物」のシリーズでは、神話や小説の登場人物をご紹介していきます。