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シロアリ

2020.11.22 07:00


何かが焼ける音がする

君がそう言うから

雨の音が怖くなったんだ


自分が焼かれる音がする

僕はきっと死んでからも

生きたまま火葬される音を聞いてしまうんだ


そのどうしようもない「それ」を

君が呼ぶままに

君の手招きのままに

僕は吐き出して提示しよう


種類は問わない

笑っていて欲しい


種類は問わないんだ

あるのは事実だけで


僕は君が指し示すままに

きっとふらふらと辿ってしまうから

どうか道は

なるべくいいものを描いてね


こんな愚か者を

投げ捨てて好意だと呼ぶのは

君しか居ないような気がしてしまう僕を

他の人にではなく

それに関してだけは

僕は君に赦しを乞うから


「ボールペンの跡を律儀に辿ってしまうシロアリを見ていると、僕の仲間だなと思うんだ」

「或いは前世かもしれないね」

「他の示す道にしか行けないような造りなのかも」