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サロンマーケター岩田のキャリア&マーケBlog

美容室集客に必要な『〇〇思考』バケツの水をどうやって溜める?

2020.11.20 08:34



美容室の集客を『バケツ』に例えることがあります。



バケツの中に水を入れる作業が集客。

水をたくさん入れるには、バケツのキャパを広げないとより沢山の水は入れられません。



ですがバケツに入れた水は100%溜まっていくわけではなく、少しずつもれて行ってしまいます。



底に大きな穴が空いていてドバドバと出て行くか、もしくは小さな穴からチョロチョロと出で行ってしまうのか。



小さな穴からチョロチョロなら仕方ありませんが、大きな穴が空いてるならそれを直ちに塞がなくてはいけません。




美容室はいわゆる『再来(リピート)』でほぼ成り立っているので、無限に新規を入れ続けて運営をするのは、あまり賢くないし現実的ではありません。これは小規模店や人口が少ない都市であれば尚更です。



バケツに新しい水をジャンジャン入れて行くにはコスト(広告費など)がかかるので、溜まった水が多ければ多いほど安定するのは言うまでもありませんね。




では〝底に穴が空いていてドバドバ漏れてる状態〟は何かというと、お店にお客様が溜まっていかない状態、つまり再来しないと言う事です。ですから出来るだけこの〝穴〟を小さくしたり、塞いでいく努力が必要になってくるわけです。




水を入れるのが先か、穴を塞ぐのが先か



ここまで考えると、どちらが先の方が良いのか?という話になってきます。


お金をかけて水をどんどん入れてくれていても、入客する美容師さんがドバドバ漏らしていってしまえばお客様は溜まらず、一生フルスロットで水を入れまくらなければいけません。



かと言って、空いてる穴を塞ぐ事に注力をして水を入れる作業をしなければ、それもまた中々水が溜まらずジリ貧状態が続きます。

ある程度の水が入ってない状態だと、たとえ漏れていかなくてもお店の存続自体が危ういのです。



どちらの作業にもそれなりのお金と時間というコストがかかりますから、そのバランスを状況に合わせて調整するため『どちらを先にしていく?』と頭を悩ませることも多く、経営者さんの考えによって様々でした。





ですが、これから繁盛する美容室はこれを〝同時に〟行うのが当たり前になってきます。



そもそも『どちらが先?』と考えている間に負けてしまうからです。

いわば〝攻め〟と〝守り〟のどちらも行わなければ強い美容室に食われてしまう。これは2020年、コロナ騒動でハッキリしたところだと思います。



ビビって守りに徹したサロンは軒並み食われてしまってるし、攻めすぎても人が着いて来ず終わってしまったサロンもありました。



まだまだ厳しい戦いは継続中ですが、確実に〝攻めと守り〟を両方フルパワーでやれる会社が、収益を上げ続けることができた今年でした。



みなさんのお店はどうでしたでしょうか?




漏れない水を溜めて行く『水平思考』



水溜めと穴塞ぎのはなしに戻りますが、これは『どちらが先か?』ではなく『同時にやる』が正解だと述べました。



『そんな事したら消耗していくだけでは?』と考えるのが〝今までは〟正しかったのかもしれませんが、現在は違います。

消耗せずに効率的に水を溜めて、出て行く水も最小限に留める方法はたくさんあります。




それを仕掛けるアイデアを考えるのが『水平思考(別名:ラテラルシンキング)』です。



水平思考とは、問題を解決するために一般的な考えとは別な角度でアイデアを生み出す考え方のことです。




ただ普通にバケツに水を溜めていくと、穴が空いてればそのまま流れていってしまう。だったらどうしたら良いか?




例えばこれを水平思考で考えるなら、


①漏れて出て行った水を受け皿でうけとめ、すくい戻す仕組みを作る

②水をグルグルと流動させてそもそも溜めない

③そもそも漏れにくい水を選んで入れる

④入れた水が内部から新しい水を生む策を考える

⑤バケツの下にバケツを敷き、その下にもバケツを用意する



などなど。


こんな感じで、前提とする概念を疑ったり、ナナメ上からものを考えて新しいアイデアを出すのが『水平思考』です。




当たり前とされている事、選択肢がこれしかないと思われている事から抜け出して、違う目線で考えると、解決策が見えてくるものです。



『どちらか?』の考え方にとらわれずに、

『どっちもやる!』前提で策を講じるためにも、水平思考は欠かせない考え方なので、みなさんぜひトレーニングをしてみてはいかがでしょう?