Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

富山石文化研究所ブログ

下呂石の話 その2

2020.11.24 01:00

下呂石が富山へ持ち込まれたのは、3万年前の旧石器時代でした。南砺市の旧石器人が下呂まで行って原石をとってきたのだと考えられています。

縄文時代前期(約6000年前)頃から次第に増えはじめ、中期や晩期にもピークがありました。弥生時代の矢じりなどにも使われているので、いつの時代にも「石器」(破片を加工して作る剥片石器(はくへんせっき)をいいます)には下呂石が浸透していたようです。

富山から湯ヶ峰までは約70から130km離れています。歩くと最短で2、3日といったところでしょうか。山あり谷あり川ありなので、たいへんな苦労をしたことでしょう。

そのメインルートは、神通川でした。

湯ヶ峰から高山、高原川・宮川、神通川、富山平野といったルートになります。

旧石器人は、湯ヶ峰、白川郷、五箇山と庄川ぞいに砺波平野に入ったと考えられています。こっちは大きな山越えがあり、大変な行軍であったろうと思います。

下呂市峰一合縄文遺跡の建てられた下呂石のモニュメント

湯ヶ峰山麓の下呂石露頭のようす