#145 湘南オリーブフェスタ2020
【福井尚子・高志】
気候温暖な二宮町。実はオリーブの産地であることをご存知でしたか。
関東でのオリーブ栽培、そしてオリーブオイルの製品化に最初に成功したのは、二宮なのだとか!
そんな二宮のオリーブ園で「湘南オリーブフェスタ」が開催されているとのことで、遊びに行ってきました。
オリーブフェスタが開催されているのは、「湘南オリーブの郷」。団地の私たちが住む棟から、農道の坂道をのぼったりくだったりしながら、15分ちょっと歩いたところにあります。
川匂神社という歴史ある神社の近くにあって、私たちも通りがかったことはあったのですが、訪れるのは今回がはじめてです。
こちらがオリーブ畑。
気持ちの良い光景です。もう10年ほど育てている木もあるとのこと。
オーナーの松木さんに案内していただいて、熟した黒い実をいただきました。思いのほか、苦い!「食べてもおいしい、というものじゃないから」と松木さん。
そんな松木さんはオリーブの葉をもぎ、「このまま食べられるんだよ」と葉をむしゃむしゃしていました。オリーブの葉は抗菌作用のほか、抗酸化作用として血圧やコレステロール値を下げる効果もあるのだとか。
オリーブといえば、オイルや新漬けなど実を使うことで有名ですが、「湘南オリーブの郷」では、葉の活用に力を入れています。
(真ん中に見える黒い丸が、熟したオリーブの実。その周りに細い葉が茂っています。)
今回のオリーブフェスタでは、オリーブの枝葉を使ったハーバリウム体験、オリーブの葉をつかったお茶づくり体験、オリーブ盆栽展、オリーブ染め作品展、オリーブ試食販売会、などのイベントが開催されていました。
(こちらのハウスではお茶づくり体験をしていました)
(お茶づくりに使うオリーブの葉を乾燥させているところ)
(オリーブの盆栽。実がついているのもかわいいですね)
試食したオリーブオイルは、とってもフレッシュでおいしかったです!ただ残念ながらオイルも新漬けもすでに売り切れになってしまったそう。
オリーブフェスタには次々と人が訪れ、にぎわっていました。
ちなみに今回のイベントを手伝っていたボランティアの方々は、「まつき農園倶楽部〜農援隊〜」の方たち。オリーブの魅力にもっと触れてみたい、農作業をしてみたい、という方は、こちらの農園でオリーブの栽培に関する農作業をお手伝いできるそうですよ。
私たちもフェスタを通して、食だけではない、幅広いオリーブの魅力に触れることができました。
帰ってきて、二宮産オリーブ茶でほっと一息。香りがよく、まろやかで、とっても飲みやすくておいしかったです。
住み始めて2年半経っても、二宮町には新しい発見や出会いがいっぱいです。