メガバンクでは気づくことさえ出来なかった。「変化の波にのる」をWACULで真に経験できたから自分を変えることができた
こんにちは。
WACULの人事をしている池田です。
私たちWACULは「テクノロジーで、ビジネスの相棒を一人ひとりに」というビジョンのもと、あらゆるビジネスのデータを最先端のテクノロジーによって、整理・分析だけでなく課題特定・解決まで行うことで、ビジネスパーソンの生産性を高め、クリエイティビティの最大化を支援しています。
WACULで働くメンバーの「これまでのキャリア」や「転職のきっかけ」そして「思い」など、等身大の姿を『社員インタビュー』としてご紹介しています。
今回は、勤務4年目のコーポレートディビジョン事業管理の今井さんです。
ー今日は宜しくお願いします。突然ですが入社何年か覚えてます?2015年で丸4年なんですよ。当時、転職した時を振り返って話を聞かせてください。
はい、宜しくお願いします。
4年ですが、もうそんなに経つんですね。僕の中では結構激動でしたし、短くも感じます。 転職した時を振り返るのであれば、まず僕が新卒でどんな人間だったのかから話した方がいいかもしれないです。
僕は東京大学在学中はアメフト部に入っていて、部活に熱中し過ぎたあまりどういう社会人になりたいのかを学生時代に全然しっかり考えられていませんでした。普通は大学3年生から就職活動を始めると思うのですが、僕は特段業界分析などもせず「社会が見たい」というふわっとした理由だけで銀行に行きました。正直に言うと、東大からメガバンクは入りやすいんです。表現が難しいのですが、東大の運動部出身は大手企業に就職する学生が多く、諸先輩方のおかげで内定が出やすいといいますか、、、はい。(笑)
入行後研修合宿を終えると、同期は全員地方支店へ異動になります。まずは窓口業務を数か月担当し、その後法人営業へと異動しましたが、常に受け身な人間でした。
会社から指定される資格だけ取っていれば、人生何とかなるだろうと甘い考えを持っていて、毎日17時の定時で帰れるのに全く本も読まなかったですし、自分で学びに行くという姿勢は持てなかったです。ぶっちゃけ、遊んでいました(笑)
ー今の今井さんと真逆ですね
そうですね、確かに真逆かもしれないですね。それこそ働く環境もそこで働く人たちも、今の自分もですね。
僕自身が「変わった」というよりも、「焦り」を感じたおかげで「気づけた」という表現が正しいかもしれないです。
「社会がみたい」と言って銀行に入りましたが、銀行にいるだけでは社会のなんたるかを学ぶことは出来ませんでした。それに何よりメガバンクは非常に独特な世界で特殊でした。特に若手は、行内でしか活きないような業務が多く、例えば僕自身も社内政治を乗り切る処世術など、行内でしか使われないような業務やシステムばかりに詳しくなっていきました。それでもそれが悪いとも問題とも感じていませんでしたし、むしろそれが普通の当たり前の世界なのだと感じていました。
そんな時、WACULに転職した先輩と話すようになったのがきっかけで、僕がメガバンで習得してきた知識やスキルは社会では全く通用しないし、このままではマーケットでは自分は全く価値のない人間だと気づき始め、焦るようになりました。
先輩は本当に親身になって話を聞いてくれて、漠然と「ベンチャーは今と180度違う世界なんじゃないか」と思うようになり、ベンチャーに転職しよう、と決心できるようになりました。
ー東大卒→メガバンクときたら、多くの会社からオファーもらったんじゃないですか。
ありがたいことに、多くの企業さんから内定をいただけました。 それでも、自分がベンチャーでどこまでやれるのか、社内業務だけ得意になってしまわないか、が不安で踏ん切りがつかない企業が多かったです。
その点WACULは自分と同じバックグラウンドの人が活躍しているので自分も活躍できるのではないかと自信になりましたし、経営陣がプロフェッショナルファームの出身で距離も近いので、自分が学ぼうという姿勢さえ崩さなければメガバンクにいたときと同じことにはならないと思えました。 やはり「誰と働くか」はとても大事だと思います。
ー「何を成すか」と「誰と成すか」はどちらも重要ですよね。実際WACULに入って、どうでしたか。
そうですね。
僕の入社当時は社員がまだ20人くらいしかいないという時で、部署もあってないようなものでした。つまり、やるべきことは沢山あっても、出来る人が少なく、様々な領域をやるよう求められました。
当時はAIアナリストもまだプロダクトとして売っていなくて、Webマーケティングのコンサル担当が人力でクライアントの課題を解決していました。僕はまずWebマーケのコンサルとしてスタートしました。
ーマーケ未経験でしたよね?
もちろんです。
メガバンクではマーケティングなんて教えてもらえないですから。WACULに入って初めて知る世界でした。当時は新入社員向けの研修などは無かったので、自分に出来ることから始めました。ちなみに僕は勉強が得意な方だったので、独学つまり本をひたすら読みました(笑)
あとは社内勉強会もよくやっていました。社員数も少なかったのでみんなで知見を共有し合う場を頻繁に設けていました。おかげで分からないことがあればすぐに先輩社員に聞けましたし、先輩社員もとても親身になって教えてくれたので、本当に感謝しています。助け合い、学び合いのカルチャーは今もWACULにあって、社内勉強会が様々なところで自主的に起こっているのは良いですよね。
ーマーケコンサルからスタートし、現在は事業管理をやっていますよね。WACULの中では異動が多い方ですよね?
確かにそうかもしれないですね。
コンサルとして入りましたが、その後AIアナリストが出来て、今度はその営業担当になりました。営業と言っても当時は営業もコンサルも一緒でしたし、銀行でも法人営業をやっていたので、この時の異動に対する抵抗みたいなものは全くなかったです。
何より、Webマーケティングの勉強も進めてきて、知識、経験、そして自信もついてきたタイミングだったので「クライアントの課題解決を支援する」という軸は全く変えず出来ていたと思います。 それから組織が少しずつ大きくなってきて、コーポレートDiv.の立て直しが急務になったタイミングで内部監査の立ち上げになり、そちらに異動しました。
ー去年の話ですよね。コーポレートDiv.の変革期でしたよね。
そうですね。
FA(Finance & Administrationグループ)の田村やCOP本部長の竹本がジョインするタイミングでもあって、コーポレートにとっては変革の時期でしたね。 コンサルから営業をやってきて、もっと挑戦したいという意欲が出てきていたタイミングと合って、内部監査室へ異動しました。勿論、内部監査の立ち上げも未経験でしたが、この頃にはFA(Finance & Administrationグループ)部長の田村が入り、田村のもと少しずつ設計して、運用してを繰り返し、ここまできました。田村や竹本のような経験豊富で優秀な人材が集まり、一緒に業務が出来るのはラッキーでしたね。
それから総務法務領域も担当して、取締役会等の事務局運営、規程管理、ワークフローのシステム設計、契約書のひな形整備、契約書管理などを行っていました。この領域も未経験でしたが、田村に教えてもらったり、司法書士の先生に教えてもらったり、自分でも法律を調べたりしながらなんとか運用してきました。法律と真面目に向き合ったのは人生初だったので、とても興味深く面白かったです。
現在は総務法務担当が入社し業務を引き継げたので、事業管理として、予実分析や通期見込みの算出、債権管理等を行っています。 様々な業務を経験してきましたが、銀行での金融知識、営業でのビジネス理解、総務での書類対応の経験などが今の事業管理とてしの業務に生きており、Connecting the Dotsを最近感じています。 役割は少しずつ変わってはいますが、現在経営層に近いところで業務ができている環境などは本当に有難いと思っています。ただ、経営層の大きな意思決定をサポートして会社をドライブできたかというと、まだまだだと思っています。会社を大きくするためにも自分がもっと成長しないと、と日々感じています。
ーメガバンクで受け身だった人とは思えないマインドですね(笑)
そうですね。
WACULにはまだまだ未整備なところがあり、手を出し切れていない部分もたくさんあって、もどかしさや焦りがあります。だからこそ「挑戦する機会」は多くあると思っていて、自ら手を挙げれば機会を多く得ることが可能です。大企業のように人事を待つ他ない、なんてことはあり得ません。自ら取りに行く姿勢が重要です。WACULの行動指針に「変化の波にのる」というのがあります。僕は実際多くのことを任せてもらえて今があります。メガバンクにいた頃は自ら動くこともなかったですが、WACULのおかげで自分から学び、行動を起こせるようになりました。
ーこれからWACULに入る人にも「変化の波にのる」を求めますか?
そうですね、絶対に。
前のめりに変化を楽しめる人と一緒に働きたいです。良くも悪くもベンチャーなので相当変化があります。事業フェーズ、組織フェーズがとても速いスピードで変わっていきます。そのため、業務範囲が変わったり、社員が増員されたり、人事制度が変わったり。
でもその変化の中でも、個人の意思はちゃんと尊重されます。
大切なことは自ら考え、手を挙げ、意見を言い、そして行動に移していくことだと思います。WACULはちゃんと見てくれますし、声を聞いてくれます。
もし大手企業などで昔の僕と同じような気持ちを持っている人が、このインタビューを読んでくれているのなら、まず「WACULに話を聞きに行く」というアクションを起こしてほしいです。待ってます!