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kojinkai

数の合成分解の感覚。

2020.11.25 01:00

あまり低学年の指導については

ブログでは触れませんが、

ここ最近の低学年指導の

所感について記録を

残しておきたいと思います。


小2とか小3の指導において

最も大切にしているのは、

数の合成分解に関する

直感的な理解であり、

量の感覚、多いとか少ないとかを

正確に認識する能力です。


パズルにおいて、平面や立体の感覚も

楽しく学んでもらいながらも、

授業では数量感覚が中心となって

指導が展開されています。


計算が単に速いとしても、

たとえば、

10-4-5という問題があったとして、

10-4-5=6-5=1とするか、

10-4-5=10-9=1とするかで

認識の方法は全く違っており、

後者の計算法で解ける子は

かなり正確に量を認識しています。


低学年指導は、その子の頭の中で

何が起こっているかを解答跡から

正確に理解して、何が頭の中で

うまくいっていて、技術的に

これから何が可能なのかを察知し、

指導してゆくような集中力がいります。

だから、大人数の指導は

わたしにはできません。


低学年指導の中では、計算スピードが

単に上がることは評価の対象外であり、

解答の際に考えていることが

変化していることこそが

評価の対象となります。


ものの認識の仕方こそが、

その後も重要になります。