本とヨットと人生と
どうもどうも
「ザ・ライフ・コーチャー えるびす」こと、みうらまさるです。
最近読んでる本がありまして
西野亮廣さんの
「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」という本です。
どこを読んでも面白い!
うんうんと頷きながら
なるほど!と感心しながら
グイグイ引き込まれながら読んでます。
あえて詳しい内容は書きませんが
彼は言うだけの事はやっている。
オススメの本ですよ(^^)
その本の中で
自分の中で引っかかった部分があって
それは
「ヨットは向かい風でも前に進む」
彼は常に『"ヨットのように進む"ことを心がけている』
そうで、要するに自分の人生のあり方を
ヨットの操縦に例えているのです。
ヨットって乗り物に
ほとんど興味の無かった僕にとっては
全く知らなかった事で
追い風を巧く受けて
ただ水面を走らせるものだと
ばかり思っていました。
引用元 http://www.geocities.jp/naga03jp/yacht/yacht-race-anim/yacht-race.htm
興味の止まらない僕はヨットについて
そのまま調べる事にしました。
そして自分の知り合いに
昔ヨットマンだった方がいる事を思い出し
ヨットの操縦について聞いてみたところ
確かに「追い風」は帆に風を受けやすいので
前には進みやすいが、そんなに早くない。
そして時折強い風に後ろからあおられて
帆のブームと呼ばれる部分が身体に当たり
怪我をする恐れがある。
頭に当たると脳しんとうを起こし
海に落ちてそのまま命を落とす事もある。
「逆風」である「向かい風」は一見難しそうだが
そのときヨットは飛行機と同じ原理を使い
風上に向かって進んでいく。
セールと呼ばれる帆の部分を
挟んで風が流れるように
コントロールする事で
飛行機の翼のように
「揚力」を生かして
前に進む事ができるのだと。
そして
向かい風の場合は
風上に向かってジグザグに進むが
追い風のときより
早く進む事ができ、かつ
船が安定しやすいので安全だ。
とのことでした。
だけど帆に風を受けて走るって
船の上にある大きな帆に風を受けながら
進むというのはどうにも
バランスの悪い状態に思えたのですが
それは僕のヨットに対する
無知ゆえの愚問でした。
ヨットの船底には
飛行機の垂直尾翼のような形の
「キール」というものが
ついているのだそうです。
引用元 http://tenhp.fc2web.com/ship/yacht02.htm
ヨットは大きな「船体」と
この「キール」と
「バラスト」と呼ばれる重りで
マストと呼ばれる帆のついている部分も含めた
船の上下の重量バランスをとっているので
ちょっとした風では
船ごと倒れる事はありません。
そして、揚力を得るほどの風を受けて
水面を走らせる場合
この「キール」が水中で水の「抗力」と
その重量による「復原力」を利用して
船の傾きを抑えるのです。
「抗力」と「復原力」は
水面下におけるヨットの
「踏ん張り力」とも言えますね。
引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/竜骨_(船)
引用元 http://www7b.biglobe.ne.jp/~yumaka/think6.html
それらが合わさって
ヨットを前に進める「推進力」になる。
なんて面白いんだろうと思いました。
そしてこれは本当に
人の生き方そのものだなと思ったのです。
確かにいわゆる
「順風満帆」の状態は誰もが憧れるところで
楽な状態でどんどん前に進めるでしょう。
しかしそんなときに油断していると
急に突風に煽られ、
コントロールできなくなり
大けがをしたり、
時には命を落とすような
事が訪れる。
むしろ「コントロールできる」という
慢心がトラブルを引き起こすのかも知れないですね。
反対に「逆風」と言われる時は
どんなにその風が強くても
自分の持っているもの駆使しながら
必死に前に向かっていく。
ジグザグに見えるその進み方は
一見無駄に見えるけど
でも確実に前に進んで
かつ「順風満帆」の時よりも
コントロール次第で早く進んでゆける。
逆風の時に必要なのは
帆へ確実に風をはらませる為の
「テクニックや知識」
である事は間違いないけれど
強い風が吹いても
「船体」と「キール」と「バラスト」
で踏ん張ることができて初めて
帆に受けた風を「推進力」に変えて
ヨットが前に進めるように
人生においても同じく
これまでの「経験」と
それから培った「自己信頼」と「自己基盤」が
必要になってくるんですよね。
これがあるからいざという時に
「踏ん張る」事ができる。
ついつい船の上の
大きな帆にばかり目が行きますが
それらが無ければ
帆を張る為の「マスト」を
立てることすらできないのです。
ついつい忘れがちな
船体も含めた
「すでに自分に備わっているもの」を
意識しておく事が大事。
全てがあって「ヨット」
全てがあって「自分」
無いものは無い。
また本の中で西野君も言っていましたが
一番辛いのは
「無風状態」であると。
えっちらおっちらひたすら
手で漕ぐしかない。
だから例え今が「逆風」であっても
それを力に変えて
前に進んでやるんだと。
引用元 https://jp.pinterest.com/pin/384917099385524399/
これから僕らもそれでいきましょう。
逆風に恐れる事無く
むしろラッキーくらいな気持ちで。
自分なりの絶妙なバランスをもって
そしてこの写真の彼女のように
視線は常に前でね(^^)
ではでは。
なんか今日は本とヨットの告知みたいになっちゃったので
最後は自分の告知をさせてくださいね(^^)
札幌 9月18日(日)です。