ウランバートル エコパーク
イニシエータ
モンゴル首都ウランバートル市(モンゴル国首都知事・ウランバートル市長)
実施者
モンゴル・ナショナルリリサイクル協会
規模等
ウランバートル市の2箇所(ナラギンエンゲル処分場、ツァガンダバ処分場)に計270ヘクタール。廃タイヤ・廃プラスチック・廃油等9種類の廃棄物をリサイクルするために、32企業(事業者)が39プロジェクトを実施、参画する事業者の内、約20企業は既に土地の所有権を有しています。ウランバートル市が道路・電気等のインフラを整備し、協会がエコパークの運営を行います。
現在、ウランバートル市では年間110万トンの廃棄物(ゴミ)が混合状態でナラギンエンゲル処分場、ツァガンダバ処分場の2つの処分場に埋め立てされています。本プロジェクトは既に埋め立てされた廃棄物を含め、その中から資源循環可能な廃棄物を選別し、廃棄物から新たな再生資源へと転換させていく、モンゴル初のプロジェクトとなっています。他、現在、モンゴル国内でも大きく問題となっている、建設廃棄物、使用済み大型廃タイヤや、企業・工場から排出される有害物質等の適正リサイクルも行われます。
協会及び主要事業者で、事業をよりスピーディに推進させるために「エコパークウランバートル株式会社」を設立。ウランバートル市も同会社に参画する計画となっています。
現在、2016年5月に工事着工に関する全許可を得て、2016年度中に着工される計画です。
総予算
約2360億MNT(日本円 約142億円)
計画されている主なリサイクル事業
・Waste to energy starion (廃棄物発電/焼却炉)
・Organic waste to diesel plant (有機廃棄物ディーゼル発電)
・Waste glass recycling plant for artificial stone(人工石材製造廃ガラスリサイクルプラント)
・Waste glass recycling plant /supersol/(スーパーソル製造廃ガラスリサイクルプラント)
・Scrap tire recycling plant(廃タイヤリサイクルプラント/熱分解油化・チップ化)
・Waste plastic recycling plant(廃プラスチックリサイクルプラント)
・Waste sorting plant(廃棄物選別プラント)
・Waste accumulator recycling plant(廃電池リサイクルプラント)
・Electronic waste recycling plant(電子廃棄物リサイクルプラント)
・Sewage water treatment for processing factory raw material(下水廃棄物リサイクル)
・To produce concrete items by using waste construction material(建設廃棄物廃リサイクルプラント)
・Transportation and Landscaping service(収集運搬と造園事業)
・Resorting waste of base metal(非鉄金属回収リサイクルプラント)
など