とりま アメリカセンダングサ
2021.12.24 09:00
(2021/11/4 青森市)
(2020/10/28 青森市内)亜米利加栴檀草(アメリカせんだんぐさ)
亜米利加栴檀草(アメリカせんだんぐさ)
キク科センダングサ属/一年草
北アメリカ原産で大正時代に日本に入ってきた帰化植物。
葉っぱが"センダン(栴檀)"という樹木に似ているところから"センダングサ(栴檀草)"+(頭に)原産地名で『亜米利加栴檀草(アメリカせんだんぐさ)』。
…センダンがわからない。関東以西に分布する樹木らしい。
もう一つの名前があって『背高田五加木(せいたかたうこぎ)』という。
葉っぱが”ウコギ(五加木)"という樹木に似ていて、田んぼのあぜ道に生えることから"タウコギ(田五加木)"+背が高いところから。セイタカアワダチソウに続いてセイタカさんシリーズ2つ目。
分類上はセンダングサ属の中にアメリカセンダングサ(セイタカタウコギ)やタウコギがある。
アメリセンダングサは中井猛之進先生(1882-1952・植物分類学者で国立科学博物館長等を歴任)、セイタカウコギは牧野富太郎先生(1862-1957・植物学者で「日本の植物学の父」)と、それぞれ高名な学者によるネーミング。色々すったもんだあったかなかったかは知らないが、とりあえずまあ今のところアメリカセンダングサが優勢のようだ。
写真で見比べた限り、他のセンダングサの仲間より、タウコギに大変よく似ているような…まあ、良いや
その色も質感も緑の葉っぱだが、形は野菊の花弁かと見間違えそうなのは総苞片という葉っぱの一部。真ん中の黄色い雄蕊雌蕊のように見えているところが頭花という花本体。
葉っぱの形も面白く、小さめの2枚の対の葉と大きい葉が真ん中に1枚、鳥の羽のような形・並びでついている。羽状複葉と言う。
その種はひっつき虫で、秋田弁では「のさばりこ」(甘えん坊の意)とも呼ぶらしい。
花言葉:近寄らないで/陽気で騒がしい