「極めて重要な」を意味する“Crucial”と“Critical”の違い
おはようございます、Jayです。
ここに来て再び新型コロナウィルスの感染が急増しています。
西村大臣も仰っていたようにこの3週間が私達が穏やかな年末年始を過ごせるかの極めて重要な局面です。
この「極めて重要な」を意味する主な英語として“crucial”と“critical”がありますが、今朝はこれらの違いについてやります。
“crucial”(クルーシャォ)=「(広い意味合いの)極めて重要な」
“critical”(クリティカォ)=「(危機的で)極めて重要な」
あまり難しく(細かく)考え過ぎずに、基本的には同じと考えてください。
違いとしては「危機的な状況」になっているかどうかです。
例えば重要な就職の面接を想像してみてください。
面接は“命の危険にある”など危機的な状況ではないですよね?
ですのでこれは“crucial job interview”(極めて重要な就職面接)です。
もし受けた数々の会社から不採用通知を受け続けて、その面接が最後の一社だったらどうでしょうか。
これも“命の危機”とは言えないまでも、新卒か既卒になるかの危機的な状況とは言えるかもしれません。(ちなみにアメリカには新卒や既卒といった扱いはありません)
ですのでもしこう考えている方がいらっしゃったら“critical job interview”と言えます。
話をこの先の3週間に戻しましょう。
皆さんならどちらを使われますか?
“これ以上の感染拡大を防ぐため”や“穏やかなクリスマスや年末年始を過ごすため”という広い意味合いで仰るなら“crucial”で大丈夫です。
もし“これ以上感染拡大したら医療崩壊が起きて、救う命の選択をする必要が起きたり自分や身近な人が感染して命の危機に陥るかも”と考える方は“critical”も使えます。(もちろん起きては欲しくはないですが)
例:
“This next three weeks will be a crucial/critical phase.”
「この先の3週間が極めて重要な局面となる。」
時短営業やロックダウンよりもすごい感染予防対策があります。
それは「私達一人一人の日々の感染予防対策」です。
確かに“政府の判断が遅い”や“国と都道府県で責任の擦り付け合い”と批判する事も出来ますが、まずは(私含めて)私達が今一度新型コロナウィルスに慣れず正しく恐れてソーシャル・ディスタンシングやマスク着用等をすればこれ以上の医療現場のひっ迫を防げて、感染者数をまた減らす事は可能ではないでしょうか。
まずは3週間頑張りましょう!
そしてマスク着用が出来ない人などがいる事を理解して、まずは自分の出来る事をしましょう☆
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Have a wonderful morning