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小林 秀也Glory Days Projects

ハピネススイッチvol.33

2016.08.28 04:02

自営業者のみならず働く人すべてに持ってもらいたいもの。

それは『オーナーシップ』です。


なぜこんな事を書くのか?『オーナーシップ』を持つ事は社会にとって良い事ばかりだからです。



一従業員で与えられた仕事だけをこなしていればいい!!そんな訳はありません。

会社がお金を払っているから、あなたの生活があるのです。

「少ない賃金でやっているんだ!!」といいますか?

会社だって、あなたの頑張りがあって発展すれば更に給料だって払います。




では『オーナーシップ』とは何か?

自分がオーナーや経営者なら、どう考え、どう行動に移すか。という事を常に念頭に置き働く事です。

そうする事で、単純にこなしていた作業も、本当にこれでいいのか?効率的だろうか?など疑問が生まれ出します。様々な局面に適切な判断・行動をとる事が出来るようになります。

自身の行動に責任を持つようになります。



そして『オーナーシップ』に答えはありません。

マニュアルにも無い、柔軟性、創造性、その時に何を優先するべきかを導き出す力です。



ここで例題です。

とある、シアトル系のコーヒーチェーン店での話です。

レジにて、一人のお客様から「このバケツ(6リットル)いっぱいのコーヒーが欲しい」と注文がありました。

ここであなたなら何て答えますか?




「申し訳ありません。ご用意できません。」





「こちらの4サイズであればご用意できます。」




どうでしょう?イメージ出来ましたか?





もちろん現場においては何分もお客様を待たせては申し訳ありません。

この注文に対して瞬時に応えなければなりません。





おそらく、出来ない・無理といった否定的な回答が頭の中で広がっていったでしょう。






では、この注文を『オーナーシップ』をもって対応してみましょう。

『はい、承りました。ですが直接バケツにお入れしてお渡しする事は安全上出来ません。一度そのバケツに入る量を計測して、大きいサイズのカップにてご提供させて頂きます。』

お客様がコーヒーを欲しいといった事に対して、自分が応えられる限界はどこであろうと考えて行動する。

無謀な注文かもしれませんが、本当に望んでいたお客様にとってはイレギュラーな事態に対応してくれた事は、嬉しい事だと思います。瞬時にこの判断をする。常に意識していないと出来ない対応です。

この話はノンフィクションです。



そして自分だけではなく仲間に対しての『オーナーシップ』も忘れてはいけません。

お客様だけではなく働いている仲間に対しても、意識する事が大切です。

何を意識するのか?仲間だからといって馴れ合いのような関係ではなく、見ている事・見られている事を意識する事です。※監視しあう事とは全く違います。

しっかり仲間を見ている事で、誉めたり、フィードバックをしたりすることで信頼感が深まり、個人を尊重している事にも繋がっていきます。より建設的な働きが出来るようになります。

見られている意識は、今何をすべきかを常に考えて行動していないといけません。

自分自身の最高のパフォーマンスを引出し続ける意識になります。当然仲間からの称賛やフィードバックもあるでしょう。

また後輩や部下が増えれば、指針となって示さなければなりません。




『オーナーシップ』って常に気をはって、自分を律していなければ出来ない大変な事と思われるかもしれませんが、その分に幸せを感じる事が出来るようにもなります。自身をクリエイトして行けるのは自信のみです。



そして上に立つから『オーナーシップ』を持つ事が求められるのではなく一人ひとりが持つ事で、より良い会社が出来上がり、地域となり、日本となり、世界へとなっていきます。



ハピネススイッチON!!